新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

 今日のお題はということで頂戴しております。脇と腋の違いをいまひとつ認識していなかったのですが、「脇腹」と表記はするものの「腋腹」という表記はしない、という点で大変に理解が進みました。「脇」は胴体側部ということで、「柴犬を小脇に抱え……」などという表現でも分かるように、どちらかというと脇腹を指すイメージで、今回の「腋」はいわゆる腋コキでペニスが挟まれるあたりを指すイメージということで参ります。

 

 美人の腋をぺろぺろと舐めるような機会があればしばらくしゃぶっていたいと思うのですが、いかんせん普段から女体を十分摂取していないため、おおよそ1分ぐらいぺろぺろしたらおっぱい吸いたくなってくるような気がします。そして、想像と遠くない味がするものと思われます。なにせ粘膜ではなく皮膚なのですから、皮膚の味というものが想像できないような育ち方はしていませんからおおよそ皮膚っぽい味がするのでしょう。

 

 腋の良いところは貧乳にも巨乳にも同等に存在し、腋コキができるということです。以前、(服を脱いだところを現認したわけではないので分からないが:推論として)貧乳であろう女性がいる場でパイズリ談義になり、貧乳でも床オナの要領でパイズリは可能ではないか、と発言したところ大層落ち込まれてしまったのを思い出して2秒ほど反省しました。パイズリは万人に等しく存在しません。谷間があれば挟めると思うな。見たことぐらいあるだろう、ビキニの水着のあらぬところから乳首チラしてしまっている写真を。無い乳を寄せすぎてそれ痛くないんですか伸びちゃいますよ横に伸びても重力に従って垂れちゃうんですよ、みたいな強烈な寄せ乳。脱がせてびっくり貧乳登場。天保山パーキングスクエア。最上級に口の悪い友人に言わせればレーズン入り食パン。悲しみをやさしさに。

 

 腋をぺろぺろできる時点で事実上セックスと言っても過言ではないというのは、勝負下着は見せた時点ですでに勝負が済んでいるのと同じである。

ネオリベラリズム

 本日のお題ネオリベラリズム。なんのこっちゃいと思えば「新自由主義」のことだそうな。「官から民へ」「公共料金の値上げ等を伴い貧困層から反発が大きい」「小泉改革」「小さな政府」などなど、様々な視点からの解説が見えますが、本質的には無政府状態に限りなく近い方向性のようです。政府がわずかな税金を取るだけであとは民間経済に任せるという方向性の元、まるで専売公社、電話、鉄道、郵便、高速道路が次々に民営化された現在の日本ではないですか。自治体企業局がやっている公営地下鉄も民営化への圧力が高まってきつつあり、公営・親方日の丸産業というのは消えつつあるのでしょうか。とはいえ、インフラの中でも電気とガスは民間企業が持っている率が元々高めでうまく回っているため、それ以外の項目も……とどんどん官の手を離れゆくのも自然な流れなのかもしれません。……んなわけあるか。一部の自治体企業局がやっている都市ガスがないような田舎ではプロパン業者が自由価格をいいことに賃貸住宅の配管や風呂釜を人質に好き放題やっているのは周知の通り。同一エリアであればどんな山奥でも都市部と同じ料金表で電力を供給してくれる電力会社が神様に思える。入れてよかったエコキュート、頼むから明日でくたばってくれプロパン屋。冬場に一人暮らしで毎日風呂入るだけで13,000円も取っていくロクデナシのプロパン業者に鉄槌を。将来都市ガス来てないエリアでアパート経営するならオール電化にしてやる。プロパンとの価格差を猛烈アピールだ。ガス代が高いと空室率高くなるんですってよ大家各位。プロパン業者と結託して風呂釜とガス配管をタダでもらっていつも悪いねってやってるとそのツケは空室率で跳ね返ってくるぞ。明日は我が身。賃貸に住む土地なし貧民も居住移転の自由で牙を剥く。ありがとう日本国憲法第22条。ありがとう天皇陛下。クソプロパン屋に鉄槌を。エコキュートに花束を。

 

 首都圏に人口が集中するのもネオリベラリズムの産物で致し方ないことだと割り切るほかはありません。人口が流出するクソ田舎ではまず自動車が必要となります。車検やら保険やらで均しても毎月維持費で3万円、新車だったらローンの分が上乗せ、走った分だけガソリン代はかかるバツゲームですが、東京へ出れば田舎の家賃に車の維持費を乗せて家賃からお釣りがきます。おまけにタダ同然の電車代で食う寝る遊ぶには困らないわけです。フォードT型が時速30キロで走っていた時代から穴埋め穴埋めで作られた穴だらけの道路交通法にビクビクしながら毎月5万もクルマ関係でカネを吸われるのはデフレ時代に無理な話ですよね。

 

 介入を避けていたらどうにもならなくなってきたのがデフレと少子化のダブルスパイラルというのは諸賢もうお分かりと思います。なにせ、デフレというのはお金を使わなければ使わないほど選択肢が増えて勝ち組になるのですから、強制的にお金を使わせられる子供という大赤字プロダクツに参入しようというのはなかなか奇特なことでしょう。インフレ局面なら間逆なのもお分かりいただけますね。稼いでも稼いでも、日に日に価値を失う現金。その現金を自分が仕事している間にじゃぶじゃぶ使ってくれる専業主婦と子供、という構図はたいへん理にかなったものでした。「使う暇がない」とはよく出来た言葉で、インフレ局面では後に「だから誰か代わりに使って欲しい」という文章が続きます。翻って現代ではどうでしょう。ファイナンシャル・プランナーの書く三文記事には「子供を望まないのであれば老後資金を手厚く」などと、まるで子供が老後に仕送りでもしてくれるかのような書き方すらあります。甘すぎる。今後も更にデフレがひどくなり、経済状態は更に悪化、子供が無計画に孫を作って学費の無心をされるという展開がありありと見える。そう、デフレが続くと子や孫なんてのはコストでしかなく、現金たんまり抱え込んだやつが有利なのだから子作りは物好きに任せればよろしい。

 

 ではでは学費すら自分で用意できず、祖父母に無心しようとしたら「無い袖は振れないんじゃ、ガハハ」と言われた当事者はどうすれば大学へ行けるのか。身体を売りましょうというのが歴史的なソリューションです。最古の職業、売春婦。どういうわけだか射精の、たった10秒ほどのために数万円出してくれるほとんどビョーキの生殖欲求にかまけた男どものお陰で女子高生や女子大生は楽に大金を稼ぐことができます。普段からうわ言のように”幼なじみ彼女と排卵日中出しラブH”だの”ぶっちゃけ無償で現役JKに押し倒されて熱心にべろちゅーされて荒い吐息感じないともう救われないよね”だのと申し上げるこの私も、無い袖は振れないんじゃガハハ、というわけで、生身の女性が相手をしてくれるタイプの風俗店(生身じゃなければあるのかというと、いわゆるエロビデオ屋は風俗営業だしあるというわけなのだガハハ)には縁がないのですが、脳みそにまで精液が回ってしまった人種は現金を握りしめて風俗店にやってくるらしいですから頑張ろう。男?済まないが苦労していただこうガハハ。生まれた時代と国が悪かったなガハハ。

 

 大金を稼ぐ健康で不妊じゃない美人と結婚したい(無理)。

ノーパンしゃぶしゃぶ

 今日はノーパンしゃぶしゃぶのお話。お題はこちらから。その名の通り、ノーパンでスカートの中の「具」が丸見えなしゃぶしゃぶを食べられるお店のお話です。NHKに言わせれば「しゃぶしゃぶを食べさせる風俗店」だったかな、ディティールはともかくとして、ニュアンスとしては同じような感じであります。

 

 人間の三大欲求、食う、寝る、ハメる。これらを同時に満たすことは罷り通らないという説があります。確かに、寝ながら他の2つを満たすのはよほど器用でないと難しそう。当然、ブドウ糖の点滴を打ちながら寝るであるとか、あるいはペニスをしゃぶられたりハメられながら寝るというのも不可能ではありませんが、おおよそ能動的に満たしたとは言い難いため、覚醒後に言語化しにくいモヤモヤした感じを抱きそうな気がします。幸か不幸か、ブドウ糖の点滴も、おめざめフェラチオやおめざめ騎乗位も今日まで都市伝説か何かだと思って生きて参りましたので、そのような奇特なシチュエーションに出会った皆様はこっそり体験談をご報告いただければと思います。

 

 さて、そこで本題のノーパンしゃぶしゃぶ。では、食欲と性欲は同時に満たせるのかというお話になります。エロ小説やエロマンガであれば、メシを食いながら全裸で性行為をすることは稀有でもなんでもなく、よくあることのように思われますが実際はどうでしょうか。まずは外食。論外ですが、旅館の部屋食ともなればハメハメしつつ背面座位でメシは食えそうです。続いておうちごはん。この場合は食べている途中でスケベしようとするとせっかく作ったものが冷めてしまうということで作った人間の機嫌を損ねる可能性が高いでしょう。料理も一種の創作物と見做せば、創作物を蔑ろにされれば創造主として気持ちはよくないはずです。食べる時は食べる、乳吸う時は乳吸う、射精する時は射精する、「ながらハメ」はお金出して買った援交JKが彼氏とLINEしながら勝手におまんこ使えというようなものであって、これで興奮するようなら病院へ……診てくれる病院があるうちが華やと思いますから……。

 

 従って結局のところノーパンしゃぶしゃぶのような「専門店」で味わえるのは、コンパニオンの丸見えの「具」がどうこう、というミクロな点ではなく、食欲と性欲を同時に満たそうとする、そのお行儀の悪さが許容されるという、マクロな点であると考えることができます。そう、お堅いお役人さんが、きっと育ちの良いであろうお役人さんが、おうちではゴハンを作ったり食べたりしている最中に嫁はんのケツやチチを揉んでガチギレされる悲しさを背負ったお役人さん、重役さんあたりの、内々に秘められたマクロなお行儀の悪さを、ノーパン視姦としゃぶしゃぶで中和させるという甘美なお誘い、それがノーパンしゃぶしゃぶの本質なのです。

 

 従って、コンパニオンは別段ノーパンでなくても、床が鏡でなくても、構わないという本質が見えてまいります。そう、別に魅力的な給仕係がフロアを歩いていれば本質的にノーパンしゃぶしゃぶと地続きなのです。だからこそファミレスのフロアというのは女子高生のバイトが多いのです!本質的にノーパンしゃぶしゃぶとキャバクラとファミレスは地続きなのです。重きを置くのがメシ寄りか美人の視姦寄りかというだけで、その割合は店舗によってファジィで、一概に数値化できるシロモノではないですし、面と向かってこういう解釈を述べると出禁は免れませんが、どうか根底に流れる熱い生殖欲求というものを時々は直視して、逃げずに向き合って頂きたく思います。

 

 寒色系の脱ぎたてショーツ、持ち帰りで。

初めての音はなんでしたか?

 今日のお題は「初めての音はなんでしたか?」である。実に意味深だ。「初めての音」とはなんぞや。おそらく生まれて初めて触った楽器であろう鍵盤ハーモニカで初めて出した音なぞ記憶したかすら怪しいのだ。初めて意識した鉄道車両の音か?ならば琴電1080のモータ音でしかも起動直後の数秒間だろう。初めて発した言葉はパパでもママでもおっぱいでも膣内射精でもなく「飛行機」だ。羽田空港で「…こーき」と発音したのが私の言語の歴史だ。

 

 子供は体感時間が長く、年寄りは短いというのが定説である。確かに幼少期は高松羽田の55分が長くて長くてフライト中母親に10回ぐらい「まだ?」「あと何分?」と聞いていた気がする。子連れの帰省は重労働であり、子連れで公共交通機関を乗り継ぐぐらいならステップワゴンで高速道路を走るのが一番ラクというのも頷ける気がする。今では高松羽田55分など、土管をくぐるのと同じぐらいの体感時間しかない。飛んでジュース飲んだら下手するとトイレに行く間もなく着陸である。子供の頃の1時間が永遠に感じられたようなあの感覚はなんなのだろう。今となっては見えない種々のタイムリミットに日々追い立てられるかのような錯覚に陥っている。フラット35を組んで家を買うには○歳まで、高齢出産で染色体異常の率が上がるから出産は○歳まで、逆算すると付き合うのに○年でお相手は○歳以下、あまり歳が離れると話や価値観、生活リズムが合わず離婚する可能性が上がるから……。宝くじを当てて南の島へ移住したくなる話はやめましょうか。妖怪婚期逃しでも憑いているのか、と言うと、そもそも婚期というものは設定されているのですか、単に無効になっているだけなのですか、存在しないものは逃せませんよとウィットの利いたジョークが聞こえてくる。冗談は給与明細の控除欄だけにしてくれ。ありゃあ冗談だろう、控除欄の金額を見てそこから家賃と光熱費とクルマの車検やら代を置いておいてJASSOへJUSOをしたためつつ1日1,000円ほど飲み食いすると手元に残るのは……やはりこの話もやめようか。アタマの良い経済学詳しい人間の話だと、リーマン・ショックのときに乙った会社は内部留保が足りずにバッファしきれず倒産してしまったために、今生き残っている会社は今後共給料を上げず、株主への配当にも回さず、事業継続を第一に内部留保を積み立てる方針なので、我々世代の給料は一度地球が滅びない限り上がらないそうだ。やったぜ。いいぞ北朝鮮よメリケンに核ミサイルをぶっ放せ。何が始まるんです?第三次大戦だ。なんならゴジラでも良いし東京大津波でもいいや。あったよね、シムシティゴジラ呼んだり大火起こしたり津波がくるボタン。今日からあなたが市長です。市長が嫌になったら街を更地にして税率15%だ。やったぜ。ゴーストタウン。

 

 処女膜が破れる音聞いたことある人間みんな家燃えちまえ。

プロ野球

 今日のお題プロ野球。実のところ贔屓球団があるわけでもなく*1、かと言って野球中継は目の敵にするわけでもなく、OBがバラエティ番組に出てたりすると普通にそのまま観たりするわけですが、幼少期からプロ野球に憧れていたかというとそうでもないわけです。イチローすげえな、とかそういうレベル。

 

 中学校の修学旅行が東京で、東京ドームでの野球観戦がありました。巨人対……相手がどこだったか忘れましたが、中日ではなかった(球場からの帰りのバスでラジオを流してくれて、他球場の試合結果で中日が勝ったことを知らされた)ことは確かです。当時私の持っていたデジタルカメラPanasonicDMC-LS1という機種で、ご多分にもれず低価格コンデジの宿命、豆粒サイズのCCDに画素を詰め込んであるため、客席からズームした野球選手の姿はNゲージの人形みたいになってしまっていました。DMC-LS1というのは当時単三電池2本で動く機種にこだわっており、妙な報道カメラマンみたく「電池切れでもコンビニだろうが売店だろうが単三電池が手にはいらない場所など存在しない、故にシャッターチャンスを逃さない」という、魔法先生ネギま!朝倉和美に影響受けすぎアタマかっていう思想の元選ばれた機種です。暫く使ううちに、単三電池のエネルギー密度の低さからくる電池交換の頻繁さ、eneloopを導入するも大して稼働時間は伸びず。これならばもっと薄型のコンデジと、その予備電池とで運用したほうが遥かにマシであると気づいたのは相当後になってからでした。当時はガラケーが全盛で、ガラケーのカメラは御存知の通り写りがよくなく、コンデジとはいえデジカメを別に持ち歩く意味があったように感じますが、今日のスマホカメラの性能を鑑みると、尖っていない平凡な性能のコンデジスマホと共に持ち歩くのは冗長性を除いて無駄なように思います。だからこそツァイスの単焦点レンズをぺたっとくっつけた高級コンデジが出たりとか、LTEの通信モジュールを積んでみたりとかするわけです。

 

 一眼買ったら買ったで被写体に美人が居るわけでもなしデカくて持ち運ばないんですよね、まったくモノグサだ。動画に向いてて綺麗に撮れるようなソニーのミラーレスとかを使ってハメ撮り同人ビデオで一攫千金か。果たして先駆者の皆様は興行系団体(最大級配慮した表現)を通さずにどうやってモデルを集めているのだろうかと大変興味関心をそそられるところではありますが、はてさて。自らの裸体と情事を動画で販売することを許諾する心というのはなかなか分からないところではありますが(男優募集というのなら分かる:名の知れた有名AV女優相手に絡んで射精できるなら別に情事が販売されてもお釣りが来る)、なにぶん性行為というのは相手の承知が取れていればなんでもありの世界ですので、同人スケベ動画を販売して我々が観て消費するところまでがプレイの一環であると考えれば、広い世界、そういう関係もあるのだろうと思われます。

 

 ビデオも写真も撮りたいのは山々だけど撮らせてくれなくていいから膣内射精したいという正直なお気持ちを表明していく。

*1:愛知県に住んでいた頃から暫くは中日ファンであると言っていたが、土地柄中日ファンが多かっただけで、現在の選手の名前を列挙できるわけでなく、球団としての姿勢が分かるわけではなく、去年は広島を応援してたりしたので、これは果たしてファンと名乗って良いものかと少し考えている。

レズ風俗

 今日のお題はレズ風俗です。なんでやねん。私がどうやってレズ風俗を語れというのか。経営上の観点か。そもそもレズ風俗っていうのは儲かるのか。ビアンだと公言されている方にお会いしたことがないため(あたりまえだろう:普段の発言が発言だから押し倒されてはかなわん)か、いまひとつ実感がわかないのです。あえて、改めて申し上げるならば、私は女性しか性的に愛せませんし、おカネくれても男相手にはキスまでで勘弁してもらえないかなあと思ってしまうので、この感情をそのままそっくりチェス盤を540度回して考えれば不細工で性病持ちかもしれない異性を相手にするのと同程度かなあと思いますが、実際のところはよく分かりません。

 

 「うへうへおっぱいでかいうへへ」みたいなことを言いつつ、友人の胸を揉む女子高生というのは実在するのですが、あくまで着衣の上からですし、なにより文脈から冗談であるというのが分かっているのでしょう、性的な意味合いは含まれないような気がします。男同士でもアホの高校生はそう言えばちんちんを服の上から揉んだりしましたが、ちんちんという便利な棒は性的に興奮していないときに揉まれても気持ちよくなったりはしませんので、なるほど女子高生が女子高生のおっぱいを揉むのは、そういうのと同じなのでしょう。

 

 ということは従ってやはりレズ風俗というのは、相手に恵まれないビアンが性的に、とりわけ相手が生身の人間でなければ満足できないような性欲を、満たすために利用するのであろうと思われます。あいにく女性の思考、それもビアン、あるいはバイの、となると皆目検討もつきませんので、もし私が風俗に行くならば、オナホや手で精液出すだけでは満たされない種類の何かしらを埋めに行くであろうという思考からの類推となります。結局のところ性的に満足したことを相手に褒めてもらいたいのだ、という承認欲求の問題な気がしてまいりました。それならば時間幾らでコンパニオンを頼むより裸でそのまま添い寝してくれる大切な人を……と、自分も含めまして全方位に刃物を振り回して塩を擦り付けるような発言が気管支ジャンクションを超えて飲み下したのち血管から脳に入って紆余曲折のち光ファイバーに乗りそうになりましたがこらえました。えらい。褒めて。おっぱい吸わせて。妊娠しなくていいからピル飲んでいいから生セックスさせて。うん。無理。知ってた。死にたい。でも生きていれば明日は生セックスできるかもしれないから死なない。

 

 ヘテロだから多数派で本当は相手を見つけるのにそこまで苦労しなくて良いはずなのに今日も生膣にありつけないのだから、性的少数派で相手に不自由している方々は恐ろしく苦しんでいるのだろうな、と思うけれど、うるせえこちとらちんちんが不自由しとるんじゃとも思うので、ああ、利己的な遺伝子って素敵だけど諍いはなくならない。

 

 生牡蠣と生膣は当たるんですって。

しじみ

 今日のお題は「しじみ」です。淡水二枚貝、小型で食用にすることも多い。汽水域に生息するヤマトシジミも含む。よし、では今日は淡水二枚貝のお話にしましょう。そもそも淡水(たんすい)とはなんぞやというと、いわゆる真水のことで、対義語は海の水である海水です。川の水、池の水、沼の水、田んぼの水など、もちろん水道水も淡水です。塩分濃度の極めて低い水を指していいます。

 

 淡水と海水の大きな違いは、塩が含まれることによる浸透圧が……などという長い説明は他に譲るとして、泳いでいる魚が違う、という点が挙げられます。川に鯛は泳いでいないし、海に鯉や金魚はいないですよね。……じゃあサケは、ウナギは、陸封型ではないマスは、大雨で海まで流されるメダカは……などと例外を挙げるとキリがないのですが、基本的にそれぞれ海の魚と川の魚は塩分濃度が大きく異なる環境で暮らすことはできません。では、魚以外の、今回話に上がっている二枚貝はどうでしょうか。魚と同じように、海の貝は海で、淡水の貝は川や沼で暮らします。ところがヤマトシジミというシジミがおりまして、こいつらは宍道湖等の汽水域、海水ほど塩分が多くないけれど真水でもない水に暮らします。一般にスーパーで売られている「しじみ」はほとんどがヤマトシジミのようです。

 

 淡水二枚貝というと、マシジミの他にドブガイ、マツカサガイ、カラスガイ等、タナゴ類の繁殖に必要な大きい貝が挙げられます。これらのサイズはシジミより大きく、人間の握りこぶし大であり、おおよそ食用にするという話も聞きません。泥底を好むため、泥臭くて食べられるものではない、というのが正直なところではないでしょうか。

 

 ステレオタイプなお話で大変恐縮ですが、田舎の川遊びで子供の網にかかるような雑多な魚にもそれぞれ固有名があります。採っている当人らにとっては小さい魚がオイカワの幼魚だろうがメダカだろうが知ったこっちゃなくて、大人からしてもコイ科の稚魚はどれも良く似ていてしばらく家で成長させないと何の魚か同定することは困難です。

 

 

 そのような田舎の川で数年前一緒に水遊びをした女の子も、すっかり成長すると女性特有の丸みを帯びた体つきをしていました。腰はくびれ、胸は膨らみ、ヒップは安産型へ、まるでガキだったはずなのに、いつしか女へと変わりつつあったのです。田舎の無駄に広い家、二階の奥の部屋、冷房もなく、暑さからか、じっとりと汗が滲みつつ、ほのかに漂う雌の香りがたまりません。じっとりと身体に張り付くような湿度の中、声が漏れぬよう窓を閉め切った部屋はさらに高温多湿の空間と相成りました。お互いに汗塗れになりつつ高い体温を感じながら、自然と抱き合うような格好に……。

 

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