新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

こうつうあんぜん

 友人が遊びに来るというので高速バスの降り場からほど近いところへ迎えに行った。折しも朝のラッシュ時間帯と被り、幹線道路は交通量が多かった。ある信号で引っかかったので赤信号待機列の先頭で停車し、ケツから朝の貴重な時間と勝負するクルマのプレッシャーを感じながらアクセルをパカーっと開けて走行した。ふと物陰から青装束のオッチャンがなにやらマイクっぽいものに話しかけている。ふと思い出す。通称ねずみ取り。県警の手先である。やっべえ、後ろからのプレッシャーに負けて(ふわふわ) km/hで快調に飛ばしている。車列の先頭だ。やべえ。やべえ。空腹も手伝って顔面真っ青。あっ「止まれ」の手旗 with ヘルメットタイプの青装束。うへえ急いでるのにこんな近所で交通違反童貞捨てるのかよやってられねえなあと思っていたらオッチャンは私のクルマではなく2台後ろに停止命令。ああよかったとおもいつつも次からは1,700回転ぐらいでのんびり走ってやろう追い抜くなら勝手にどうぞとない胸を撫で下ろしつつ市街地へゆっくり急いだ。思えば最初のオッチャンの足元にスピード測定装置っぽいのはなかったから携帯かシートベルトの取締りだったのだろう。その辺触らないチキンで助かった。

 

 30日まで交通安全週間ですから貴重な虎の子現金をソープランドやラブホテルやおしゃれなレストランで使うべきであって県警に吸い取られないように安全運転しような。