新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

人生債務超過

 皆様には借金というものがおありでしょうか。前途有望な皆様は住宅ローンや教育ローンといった未来への前借りみたいな前途有望な資金調達手段としての借金があるのではないでしょうか。もちろん、現金預金株式債権不動産金地金貴金属その他有象無象の資産も合わせてお持ちのことと思います。

 それはさておき、現在自分には400万円もの奨学金という借金があるわけでして、かと言って財産は手持ち現金の50万円しかなくて、仮に今死んだら債務超過という形になるわけなのです(死んだら手続きすれば学生支援機構の奨学金は免除になりますけれども、今回の話においては本質ではないので無視します)。債務超過ですよ兄さん。東証のこわいお兄さんたちに上場廃止にされてしまいます。
 上場廃止されて人間市場から消え去るのを防ぐために、私のような債務超過人間は積極的に粉飾決算を行います。「絶対幸せにするよ(確証はない)」「今夜は寝かせないよ(自分が先に寝るかもしれない)」「結婚しよう(離婚しないとは言ってない)」などなど……。このブログの読者諸賢におかれてはこのような口車に載せられないよううまく人生設計と相手の見極めをしていただきたいと願う限りであります。

 ともかく、債務超過(≒今日事業を畳んで解散して土地やら本社ビルやら売っても借金だけが残る)という状態では株の買い手が付きませんし、顔と体の資産価値が高い女はそんなやつと心中してくれません(ただし性格のいいイケメンは除く)ので、絶望して原THE敬とかそういう派手な手段に訴えることになるわけです。吾輩は不幸であるぞ!吾輩の不幸を取り除け!性格のいい美人を配給して借金を棒引きにしろ!というわけです。無論、そんなことはできないのであります。


 ……ところが、借金だけなら「自己破産」、法の上では人であるところの会社法人など借金を棒引きにする代わりに社外から経営者を迎え入れてゾンビのように「会社再生」を行えるわけなのです。なんてこったい。そんなことが許されていいのか(学生支援機構の奨学金が自己破産でパァにしてくれるかどうかはしらんけど)。というふうに考えるとお金がないくらいで路頭に迷って死ぬのはコスパが悪いですねぇ。どうせ死ぬなら女子高生を無理やり食い散らかして塀の中へ入るという社会的な死のほうがまだよろしい。その場合でもメシは食える寝床はある仕事はある命までは持っていかれないといいことづくめ。生きてるだけで丸儲け。そんな馬鹿な話があるか。あるからまともに生きるのがバカバカしいのである。実に馬鹿馬鹿しい。

 早く15万円で御坂妹を配給してください。