新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

Raspberry Piで自宅外から炊飯器を動かす(1)

 だって何時まで仕事するかわからへんのやもん。

 

 twitterをインテリのパチンコと称する風潮から、理系オタクの盆栽とまで呼ばれる小型コンピュータがあり、Raspberry Piと言います。クレジットカードサイズにLANの端子、USB、HDMIなどなどを搭載し、microSDにOSのイメージを書き込むことで用いられます。上等なパソコンと違い、価格が3~5千円と安く、その分性能も抑えめで、更に、電子工作キチガイに大人気な直接出力が得られる多数のポートを備えたブツがこちら。

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こいつを別売りの専用ケースに収めてもハイレモンといい勝負なんですわ(黒くて見えづらい)。

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 で、こいつ単体ではただ単に「現在の水準では非力なパソコン」としてしか使えませんので、基板の上の方に生えてるゲジゲジ(ピンヘッダ)にいろいろ繋いでやってアナログな電気の部品、モーターやらリレーやらを動かしてやろうというのが手軽な使用法となっております。自宅内で使う民生用機器(いわゆる家電)を制御するのにEtherCATみたいなオーバースペックな規格を使うと恐ろしいくらい大掛かりになっちゃいますからね。

 

 ところが、筆者宅にはHDMIの刺さる液晶モニタがなく、予備のキーボードもないので、普通にセットアップができないのでした。おしまい。

 ……って終わったらあかんから、「Raspberry Pi B+」に、「Raspbian」というOSをインストールし、「有線のLAN」からSSHクライアントの「Putty」を使ってRaspberry Piを操作したいと思います。

 まず、別売りのmicroSDカードを用意します。家に転がっていればそれを使えば良さそうです。昔のスマホの付属品だったサンディスクの8GB品を用意しました。次にOSイメージをインストールします。私が普段使っているのはWindows機なので、Windows上でRaspbianのイメージをmicroSDカードに書き込む手法を検索します。そして、参考にした記事がこちら。

tomoyukim.hatenablog.com

 

 Raspbianのダウンロードサイトにはいかにもnoob*1向けっぽいNOOBSというパッケージもありますが、複数のOSが入っていて、今回のようにディスプレイ無しのセットアップには不向きのようです。おとなしくRaspbianをダウンロードします。

 ダウンロードが終わったらWin32 Disk ImagerとmicroSDカードリーダ・ライタを使ってイメージファイルをmicroSDに書き込みます。

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 イメージが書き込めたら、基板の裏面にmicroSDを刺します。この画像ではわかりやすいように半刺しですから、実際にはカチっという音がするまで押し込みます。

 

 この状態で電源供給のmicroUSBと、LANケーブルをつなぐとLinuxの一種であるRaspbianが立ち上がり、DHCPサーバがあれば、勝手にネットワークに参加します。

 

 ネットワーク(LAN)に接続した状態で、ルーターの管理画面等からRaspberry PiIPアドレスを特定し、PuTTYで接続します。SSHのクライアントならばなんでもよいですが、使い慣れていたのでPuTTYjpを使いました。

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 基本的にRaspberry PiIPアドレスを打ち込んでそのまま[開く(O)]をクリックすると、ユーザー名を要求されますので、「pi[Enter]」とキーボードで入力し、次にパスワードを要求されるので初期パスワードを「raspberry [Enter]」と入力します。この時、パスワードを入力しても文字が※や*や●で表示されませんが、これは背後からパスワードを目視で盗み取るタイプのハッキング対策で、桁数をわからなくするための措置ですから正常です。

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 このような画面になれば正しくRaspberry Pi上でRaspbianが動作しています。……たぶん。

 

 今日はここまで。続きます。

*1:≒newbie、初心者の意