新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

かえんほうしゃ

 きょうは中秋の名月の名月らしく、綺麗なまんまるお月様がお空にぽっかり浮かんでおります。……が、目下それをのんびり眺めているわけにはいかないようです。秋といえば昆虫が眠り支度をする季節であり、蜂さんは独立して新世帯になります。あたらしいお家があちこちにできます。雨風がしのげればどこでもいいので、マンションの共用廊下とかにもできます。筆者宅の手前に、できてしまいました。こわいので写真を撮るとかそういうことすらできません。とりあえず路頭に迷って出勤できなくなる前に、管理会社に電話をします。しばらくのちに様子を見ると、"あらかた"蜂の巣が取り除かれていました。しかし、夕刻、自宅に戻ると、「残党」がふたたび根城を築かんと舞い戻ってきておりました。ハチ退治は夜にハチがぜんぶ帰って来てからやるのがいいそうです。面倒なのでキンチョール片手にやっちまうことにしました。危なそうなスズメバチではなさそうですし。

 

 ここでキンチョールの能書きを見てみましょう。ハエ成虫、蚊成虫、ノミ……etc とまぁしょぼい虫用ですねぇ。ハチにも効かなくはないそうですが、ばつぐんかどうかはあやしいところ。そっちの能書きではなくて、下の方を見ますとLPGとかDMEと書いてあります。LPG、液化石油ガス。DME、ジメチルエーテル。効果は「よく燃える」。なるほどそっちの効力を使えば良いのかと考えたのが中学校の恩師N氏である。曰く、ハチは羽根が燃えやすく、燃えてしまえば色使いの派手なアリンコであると。

 

 という言葉通り実行したかどうかを明言すると消防的な何かに抵触しそうなので明言は避けるとして、残党どもを無事に処分し、明日からの出勤ルートはクリアとなりました。めでたしめでたし。

 

 今日は月が綺麗ですね。