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新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

黒タイツ

 皆様は黒タイツがお好きだろうか。私はどちらかというと好きな方である。美人な女子高生がまる一日履いて過ごして股間のあたりの湿り気と体温で蒸れ蒸れになった黒タイツとか大好きです。今日はそういう黒タイツと高校と校則と生徒総会のおはなし。

 私が通っていたとある公立高校は当時女子生徒に対し黒タイツの着用が禁止されていた。したがって寒い時は肌色のストッキングとか白いタイツとかそういうのしか許諾されておらず、OLか幼稚園児みたいな格好を強いられていた。それでも勝手に履いてくる女生徒が後を絶たず、生徒指導の教員が校門に立って「「指導」」をする日々が続いていた。イタチごっこである。なお筆者はキチガイみたいに早く*1登校していたので生徒指導の教員に遭ったことはない。それでいて校則ブチブチにしていたらモテていたかもしれないのに、悲しいかな脳みその中以外の外面と行動は優等生であった。つまらん。

 靴下の指定も白色であった。これがまた超絶に不評であった。なによりよく汚れる。そして精液をぶっかけても映えない。ぶっかけるなら紺ハイソ。これぞ大正義である。

 

 そんなこんなであるから毎年一回年度末に開かれる生徒総会の一番大きな議題は「校則改定:黒タイツ・黒靴下の許可」であった。私は第二学年で生徒総会の運営に関わったが、この議題に関して教師陣に対する有効打を放つことができず、忸怩たる思いをしていた。

 そして翌年、生徒総会の運営から退き、友人が生徒総会の司会進行をやるという面白い話が転がってきた。だから私は一般生徒席から適当にめんどうな意見でも述べてやろうと思っていた。「ぱんつはタイツに含まれますか」などとどうでもいいことを発言してめちゃめちゃにしてやろうと思っていた。そしてその時は来る。中学の頃からの同級生女子と席が近い。「なんか面白い発言をしなさいよ」とけしかけられる。よっしゃやったろうじゃんと意気込む。なにせ当時そいつのこと好きだったしな。


 そして能書きをたれて一通りの話が終わり質疑応答タイム。そして手を上げるバカ一名様。私だ。役員からマイクが手渡される。
「黒タイツ・黒靴下の許諾について。現状では白靴下のみの許可となっているがこれは環境配慮の時勢に逆らうこととなる。なぜならば使用に耐えうる清潔さを保つために白靴下は黒靴下の数倍の漂白剤を使うこととなり環境負荷が大きい。したがって…」

 ここまで発言して席の近かった同級生女子がやらかしやがった。突然周囲の4-5人とともに拍手し始めたのである。またたく間に体育館じゅうに広がる拍手。1人立って発言中のワイ、唖然。

「ハメられた!」


 なんとかその場を乗り切り、後で問い詰めようとしたが適当にはぐらかされた。それもそのはず。その時すでに彼女は別の男と付き合っていたのだ。残念。私はタダの道化師であった。

 そしてその年も黒タイツ黒靴下は許可されないのであった。私の力、及ばず。

 

 ところが数年後に黒タイツ黒靴下が許可された、大手を降って黒タイツ黒靴下着用で登下校する女子生徒の姿が見られるようになったと風の噂で聞いた。なんてこった。俺にも見せろ。吸わせろ。食べさせろ。

 

 でも精液ぶっかけるのは紺ハイソがいい。

*1:遅刻ライン50分前