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新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

魔の季節

 平均的北半球の東経135度と申し上げても差し支えのない感じである国のどこかにある当地もいよいよ寒くなってまいりました。こうなると味方が敵となります。何の話でしょうか。お布団です。やつは冷たい空気から我々の身を守るとともに、毎朝なんとか我々を出勤させまい、登校させまいと必死です。夜迎え入れるときのエビス顔、寒い朝のエンマ顔、なんということでしょう。まるでサラ金です。貸すときはニコニコ、返すときは耳揃えて返さんかいとまあお行儀の悪いこと悪いこと。

 

 そんな魔のお布団ですがとあるものと共通している部分があります。それは、特別な手段を使わない限り暖かさはかつて自分の体温だったもの、ということです。では、その、"あるもの"とはなんでしょうか。おわかりですね、オナホールです。シリコン製で女性器の膣口から子宮口までを模したちくわ状のアレです。あれだって最初は室温に冷えたローションを流し込んでペニスに冷たい思いをさせるものの、自らの体温で温まってきてだんだん気持ちよくなってくるのです。つまるところ布団は巨大オナホールと言っても差し支えない。しかも昨今の政治的に正しい感じに男女分け隔てなく気持ちよくしやがる。お布団は巨大オナホ、これが今日からの最新の学説です。

 

 では、最初っから暖かくなる特別な手段とはなんでしょうか。お布団のほうは簡単ですね。電気毛布や電気アンカを使えばよろしい。オナホールのほうも専用の棒状ヒーターや古典的に湯煎という方法もあるにはありますが、ローションがほとんど水であることを利用して、家庭にたいていある水分子を効率的に加熱するマグネトロンを使うとたいへんラクです。つまりオナホにローションを注いで電子レンジで数秒チンすれば良いのです。このとき、電子レンジというのは水分子を効率的に揺さぶる2.4GHz帯を使いますので、オナホ本体のシリコン部分はまったく暖まらないことを留意しましょう。つまり、注いだローションしか加熱されないのです。量にして数十 mL、重さにしても数十 gとなりますから、500 Wでめいっぱい加熱すると数秒で沸騰します。したがって、電子レンジからオナホールを取り出し、外は全然熱くなっていないからと、いきなりペニスを挿入すると亀頭が真っ赤に火傷をするということになりかねませんから、ペニスよりは皮の厚い手の指でもって適温かどうかを確かめましょう。お風呂の湯船ぐらいが適切と思われますがそのあたりはお好みでしょう。

 

 とはいえ文明では人肌に抗えませんからやっぱり生膣がナンバーワン。