新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

本棚をつくる(2)

 前回はこちら。

sasamatsu.hatenablog.jp

 

 そんで今回は木口の処理が終わったので実際にドリルドライバーで下穴を開けてインパクトドライバーでコーススレッドをねじ込んでいきます。

f:id:sasamatsu:20161129182429j:plain

 直径4.2 mmのコーススレッドを使うので4.5 mmのドリルで下穴をあけていきます。コーススレッドより少し大きい穴をあけておくと、いわゆる"バカ穴"となり、完全に締め込むちょい手前で微妙な1 mm程度のズレを修正することができます。

 

 そして接合面にコーススレッドを打つのですが、ちゃんと木工用ボンドを塗っておきます。木工用ボンドを塗らないと、本の重さをコーススレッド(ネジ)だけで支えることになってしまいます。ネジにせん断荷重をかけるのはあまり良くない設計ですが、今回は木材加工の簡素化のため、木材形状に特に工夫をせず、ボンドで貼り合わせて荷重を持ってもらうことにします。

 筆者はワンマン運転を行っているため、ボンドを塗ってコーススレッドを打っているところの写真がなく、いきなりここまでの作業が終了した画像が貼られます。

f:id:sasamatsu:20161130142157j:plain

 インパクトドライバーで力任せにめり込ませたネジの頭を隠すためにパテを盛ります。雑な盛り方ですが、あとで塗装前に削って平らにするのと、パテが固まるときに痩せるのでこの程度で良いらしいです。知らんけど。

f:id:sasamatsu:20161130174922j:plain

 形になってくるとちゃんと設計通り本が入るかどうか確かめておきたくなります。確かめました。

f:id:sasamatsu:20161130173113j:plain

 ばっちり入りますね。上から5段がB6サイズ、その下が文庫本、下から2段がA5サイズ用です。

f:id:sasamatsu:20161130173126j:plain

f:id:sasamatsu:20161130173134j:plain

f:id:sasamatsu:20161130175658j:plain

 設計通り収まりましたので、パテを削って塗装することにしましょう。

 

次の回

sasamatsu.hatenablog.jp