新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

中出しが好きになるに至った過程を400字でお願い致します。

 今日もお題箱から。箱の中身は「中出しが好きになるに至った過程を400字でお願い致します」であった。以下回答。

 

 過程を書けと言われるとなかなか難しい話になるが、物心ついた頃には股間の棒は対になる股間の穴に挿れるものと認識していた、という話は過日既にしたわけであって、従って自然の摂理として本能的に孕ませてえなあという思考が湧いてくるのは想像に難くない。小学校に通っていた時分、初めて友人宅で見たスケベ・ビデオが洋物無修正Creampieであったことが原因ではないか、とする説も脳内に一派として存在するが、その影響は限定的と思われる。結局のところ本能に基づく中出し要求と、性癖としてのスク水ぶっかけに使う精液が勿体無いという貧乏性と、必死こいて裸で抱き合って膣奥のコリコリした部分を亀頭でぐりぐりと押し付けながら射精するのが気持ちいいという実利の問題との最適解を求めた結果が膣内射精なのだ。(338文字)

 

 実際フィクションで語られるように膣奥がコリッコリッってするのかどうかとか分かりかねるが、ペニスに対する純正工具としての膣というものが気持ちよくないわけがないゆえに、今日も明日も無駄に膣への期待値を高めていくことが明日への活力となり、ひいては経済活動のパワーの源となることだろう。

 

 さりとて、その場合は女性がまるで男を気持ちよくさせるためにだけ存在しているかのようだが、女性に性欲がなかったら今頃きっと人口が激減して人類滅んでいるから心配はご無用。当然、我々が貧相な身体やブスに性欲を抱かないのと同様、女性もブサメンやらデブに抱かれても気持ちよくないと遠慮なく言うのが真の男女平等というものではなかろうか。とはいえ、適当なところで妥結しないと理想と理想をぶつけ合って未来が対消滅しかねない。どうせ対消滅するなら日本が滅びるのなんのと仰る一部の国粋主義者と理想の最右翼を唱えるリベラル売国奴加速器でぶつけてみよう。どれ、つくばあたりのでかいやつで一機会ある。このように百分の一理ありそうなガバガバ物理学を唱えて現状維持に走る我々のような存在が一番ずる賢いらしいが、生きているだけで儲けものという制度設計に乗っかるのが一番ラクだから仕方ない。自殺したり殺されたらその瞬間から人ではない。死体という「人だったもの」になってしまう。"人権"をおもちゃにしたければ人でいる必要がある。人権とは人の権利だから「人だったもの」には与えられない。

 

 中出しが好きになった理由を書いて終わるはずが社会への恨みになってしまった。これはおかしい。

 

 たぶんおっぱい吸ったら治る。