新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

レズ風俗

 今日のお題はレズ風俗です。なんでやねん。私がどうやってレズ風俗を語れというのか。経営上の観点か。そもそもレズ風俗っていうのは儲かるのか。ビアンだと公言されている方にお会いしたことがないため(あたりまえだろう:普段の発言が発言だから押し倒されてはかなわん)か、いまひとつ実感がわかないのです。あえて、改めて申し上げるならば、私は女性しか性的に愛せませんし、おカネくれても男相手にはキスまでで勘弁してもらえないかなあと思ってしまうので、この感情をそのままそっくりチェス盤を540度回して考えれば不細工で性病持ちかもしれない異性を相手にするのと同程度かなあと思いますが、実際のところはよく分かりません。

 

 「うへうへおっぱいでかいうへへ」みたいなことを言いつつ、友人の胸を揉む女子高生というのは実在するのですが、あくまで着衣の上からですし、なにより文脈から冗談であるというのが分かっているのでしょう、性的な意味合いは含まれないような気がします。男同士でもアホの高校生はそう言えばちんちんを服の上から揉んだりしましたが、ちんちんという便利な棒は性的に興奮していないときに揉まれても気持ちよくなったりはしませんので、なるほど女子高生が女子高生のおっぱいを揉むのは、そういうのと同じなのでしょう。

 

 ということは従ってやはりレズ風俗というのは、相手に恵まれないビアンが性的に、とりわけ相手が生身の人間でなければ満足できないような性欲を、満たすために利用するのであろうと思われます。あいにく女性の思考、それもビアン、あるいはバイの、となると皆目検討もつきませんので、もし私が風俗に行くならば、オナホや手で精液出すだけでは満たされない種類の何かしらを埋めに行くであろうという思考からの類推となります。結局のところ性的に満足したことを相手に褒めてもらいたいのだ、という承認欲求の問題な気がしてまいりました。それならば時間幾らでコンパニオンを頼むより裸でそのまま添い寝してくれる大切な人を……と、自分も含めまして全方位に刃物を振り回して塩を擦り付けるような発言が気管支ジャンクションを超えて飲み下したのち血管から脳に入って紆余曲折のち光ファイバーに乗りそうになりましたがこらえました。えらい。褒めて。おっぱい吸わせて。妊娠しなくていいからピル飲んでいいから生セックスさせて。うん。無理。知ってた。死にたい。でも生きていれば明日は生セックスできるかもしれないから死なない。

 

 ヘテロだから多数派で本当は相手を見つけるのにそこまで苦労しなくて良いはずなのに今日も生膣にありつけないのだから、性的少数派で相手に不自由している方々は恐ろしく苦しんでいるのだろうな、と思うけれど、うるせえこちとらちんちんが不自由しとるんじゃとも思うので、ああ、利己的な遺伝子って素敵だけど諍いはなくならない。

 

 生牡蠣と生膣は当たるんですって。