新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

満員電車とネクタイ

 出張、ということで普段はやらないサラリーマンのコスプレをクローゼットから引っ張り出して防虫ケースから取り出してしばらく干し、シャツはあるけどはてさてネクタイはどこへやったものかと、ふと実家の衣装ケースにぶら下がる数本のネクタイの姿を思い出し、ははあスーツはあれどもネクタイがないとは画竜点睛を欠くサラリーマンのコスプレになるなあと本日はネクタイを買いに街まで出てまいりました。夕刻以後はデパートの駐車場が何かしら買うと無料ということを思い出し、いざデパートに入って紳士服コーナーを覗くと、下が8,000円から上は2万円までとなかなかいい値段をなさるので、ひとまず駐車場をタダにする処理をしてもらうために食品売り場でお茶を買ってお茶を濁し、サービスカウンターへ152円のレシートと駐車券を提示するプレイをかまして、再び街へと繰り出しました。

 

 どうせならイロモノで攻めるのもありや、と思い、てくてく20分ほど歩いてアニメイトを目指しまして。ネクタイの先端部裏に何かしらキャラクターの刺繍が入ったやつがあったろうという魂胆であります。

cospa.co.jp

 

 ……結論から言うとアニメイトは店休日でした。設備点検か何かで月イチぐらい休みのようです。ホームページに書いてあるから向こうの落ち度ではないでしょう……たぶん。

 

 従って来た道をずべずべ戻りつつ商店街の店を見るとほぼほぼ水曜定休なのでした。地方経済終わってんなあと思ったけれども、ザ・ビッグ・お世話でした。

 

 日本銀行の立派な建物を見やりつつふと思うわけです。ネクタイの柄ってなんだろう。気分か。どういう気分だろうか。柄。デザイン。気分。ネクタイは男性のシンボルのような意味合いもあるらしいしイギリスじゃあジャケット脱いでワイシャツ丸出しだと裸も同然だという話もありまして。……本当なのか?知らんけど。

 

 柄と気分というと、ネクタイと似たようなものがありますね?。女性下着ですね?二次元的にはしまぱんだったりするあれです。初音ミクちゃんのしまぱん。鈴谷のライムグリーンのショーツ。漣のいちごぱんつ。ここで閃く。そうだ、吸いたいぱんつのデザインっぽいネクタイを買いましょう。そうしましょう。きっと潜在的にみんな吸いたいパンツの柄のネクタイを締めて歩いているに違いありません。きっとそうだ。すると満員電車も楽しくなってきます。あのサラリーマンは赤か、こっちは青系のしまぱん。おお、バラ柄ということは刺繍の美しい高価な下着だろうなあ。パステルカラーのJKショーツおいしそうだよねわかる。いいぞ。毎日の通勤を楽しくしていけ。っていうか流行れ。公式に女性下着と対になったペアのネクタイを売りましょうよう。このアイデアはフリーにしておくからみんなやってください。頼みますよ職業服飾デザイナー諸氏。

 

 ……という電波が降ってきましたので、百貨店の紳士服コーナーを覗いて、吸いたいショーツの柄のネクタイを買って帰ってまいりました。通勤電車が楽しくなりますねえ。

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 さあ明日からサラリーマンのネクタイから目が離せない。たのしいねえ。

 

 ……ええっ、ノーパンがいいの、そりゃあ過激だなあ……