新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ひこうじょう

用事がってのもクソもなくてコミックマーケット91に参加するためなのだが飛行機に乗って出かけることとなった。家から飛行場まで車を走らせ、駐車場のわかりやすい場所に止めてターミナルへ。地方空港のターミナルも色が出ますね色々と。私は郷里の高松空港…

本棚に権威を

どこで読んだ文章だか忘れたが、本棚に権威を持ち込む/持ち込まないという考え方があるようだ。しかもどういう文脈で出てきたかを綺麗さっぱり失念しているため、自分なりの解釈で「本棚に権威を持ち込まないようにしている」という小話を時折することがある…

クリスマスケーキ

日付が回ったのでお安くケーキにありつけるかと近所の24時間スーパーに行きました。 正価1,058円のクリスマスケーキが950円でしたので108円引きでオトクに……あっれー……こんなはずでは。 元来未婚女性はクリスマスケーキに例えられ、24日と24歳をかけて「25日…

おトイレ貸してください

寝汗がひどく、起きたら干からびているので寝起きはコップ3杯の水から始まります。笹松です。好きな食べ物はスイカとメロンみたいなおっぱい。とはいえ3杯も水を飲むというのは少々過剰なようで、起きてから2時間のうちになんべんトイレ行くねんという感じに…

やこうばす

皆様、旅行、してますかぁ?私は最近コミケか近所の乗り潰しぐらいしかしていないのですが、それはそもそも車の維持費がクッソかかるせいであって、来年夏の自動車保険更新ではおそらくゴールド免許になって大変ご利用なお値段に下がるとどっか遊びに行く原…

本棚をつくる(5)

前回はニスを塗りました。 sasamatsu.hatenablog.jp その後、#400の耐水ペーパーで水研ぎをして、もういっかいニスを塗って乾かしました。乾く、とは言えど、塗料が固まるのは乾いているのではなく重合反応によるものであるため、空気が乾いていれば早く固ま…

迎合

最近自分でもわかっていることがある。以前、具体的には2015年6月7月8月あたりのようなおもしろい文章が書けなくなったことだ。否定はしないしできない。なぜだろうと考えたときにふと、「時代に迎合してしまった」というフレーズが降ってきたので便利に使う…

誰が何を望む

この記事を読んでキュレーションメディアについていろいろと考えてしまった。 wagahaji.hatenablog.com 一連のキュレーションメディア騒動(?)を見て、「はて、たしかに実害は出たようだが、では、そのwebサイトは、一体、誰が望んでせっせとコピペされた…

ハブラシ

みなさん、歯は大丈夫ですか。私は一時期歯医者にかかっていない時期があり、4年ぶりぐらいに歯があちこち染みるようになってしまって、しぶしぶ歯医者に行ったところ、歯の側面から中に向かって虫歯が進行中で、縁までやられた二ヶ所は銀歯、縁が健全な数カ…

本棚をつくる(4)

前回はパテを削りました。 sasamatsu.hatenablog.jp というわけで色を塗ります。せっかくシナロールテープを貼ったので、木目を塗りつぶすペンキ仕上げではなく、ニス仕上げにしましょう。 塗りました。 お部屋片付けました。まだ背板を取り付けてないけど、…

水原涼『甘露』のネタバレを含みます

一日開けてまたご本読んで感想かよこの猿ゥ!手前で何か生産しやがれこの猿ゥ!……というご批判もあろうかと思われますが、ご本読んで感想垂れてる時期があってもいいではありませんか。というわけで今日は水原涼の「甘露」を読んでみることと致しましょう。…

ひねくれ回転行列

今日は数学のお話。かつては私も高校生でしたので、数学の授業というものがありました。数学IIICまでひととおり終わると、受験対策ということで、IAIIBの演習問題を解き、小黒板に自分の答案を書き、前に立ってクラスメイトに説明するという形式の授業があり…

村田沙耶香『コンビニ人間』のネタバレを含みます

タイムラインを眺めていると、ふと、『コンビニ人間』の感想が流れてきた。どんぶらこ、どんぶらこと雑多なものごとが、歩く程度のスピードで流れ行くタイムラインは一種の窓とも言えるだろう。芥川賞受賞作品なのだから面白いのだろうと適当に結論づけて、…

まぼろしのスクール水着

この話はブログ以外では何度かした気がするが、このブログではまだのようだ。今日は節水にまつわる悲しい悲しいお話をしようと思う。御存知の通り水は大切な資源、とされる。なぜならば、飲み水として適した水質に浄水し、外から不純物が入らぬよう水圧をか…

0858

名探偵コナンで蟹、と言ってピンとくる人はよほどのファンであろう。青山剛昌も大喜びだ。刑事さんが鳥取のおばあちゃんに「松葉ガニ食いたかったなあ」とかなんとか言ってたか言わないかのタイミングで携帯電話をプッシュ。普通ならおばあちゃんちの番号は…

本棚をつくる(3)

前回の続きです。 sasamatsu.hatenablog.jp 盛ったパテが乾いたので、 サンドペーパーを端材に両面テープで貼って 削りました。 パテのパッケージに書いてある説明では、120番~240番が良いよ、ということでしたが、実際には120番だと目が詰まって大変でした…

とうじんぼう

305号線をクルマは海へとひた走る。行き先は越前海岸・東尋坊。俗に言う自殺の名所であるが、実体はこんぴらさんの参道を100メートルほど移植したような観光地である。押し寄せる日本海の荒波。昼ドラで最愛の人物を殺めてしまった犯人が飛び込もうとすると…

ジャンク

ジャンク、大変愉快な言葉である。「ジャンクにしてあげる」などと宣うお人形*1が一時期大変な人気を博したことがある。ジャンクとは、ガラクタを意味する言葉である。そして、そんなジャンクが大好きな人種がいる。かつては私もそうだった。ジャンクを拾い…

鳥の照り焼き風煮物

かつては私も小学生でした。学校では給食というものがあります。特に好きなメニューがあったりなかったり、万年不登校のクラスメイトが居て常にパンがひとつ余っていたり、状況は様々でしょうが、学校で食べるお昼ごはんというのは思い出深いものだと思いま…

場立ちのトレーダー

場立ちのトレーダー、というフレーズは伝わるだろうか。かつて、株式取引というのはコンピュータではなく人が手を上げて売り買いのサインを提示し、値段が上下するという仕組みを採っていた。目尻を指さし、両手でおっぱいをつくり、手のひらに三本指を立て…

本棚をつくる(2)

前回はこちら。 sasamatsu.hatenablog.jp そんで今回は木口の処理が終わったので実際にドリルドライバーで下穴を開けてインパクトドライバーでコーススレッドをねじ込んでいきます。 直径4.2 mmのコーススレッドを使うので4.5 mmのドリルで下穴をあけていき…

三次元は汚いか

昨今はテレビでも我々がセックス離れをしているという趣旨の番組が大変増えて傷口に粗塩を擦り込まれる思いですが皆様如何お過ごしでしょうか。とはいえタイムラインではそういう番組にたいするハッシュタグ付きtweetがどんどん並びますので、結局皆様セック…

本棚をつくる(1)

もともとアホのように本屋でどっさり本を買う人間でした。前職時代、「すぐ東京に転勤」という話を真に受け、本棚はお預けだな、ということで、千葉に住んでいた頃持っていた本棚を友人にあげてしまい、津山ではダンボールに本を詰めて生活していました。な…

仏の顔×3

残機という言葉があります。飛行機に乗る系統のシューティングゲームから来ているそうですが、一般にゲームでの残りライフポイントというか、残りミス許容回数といいますか、そういう使われ方をします。ボンバーマンやマリオでも残機という表現を用いても不…

身長差

ブログの更新をサボっていたところ、実の妹から「更新が停滞していてつまらないからテーマをやろう、"身長"で一本書け」とLINEが飛んできたのでようよう筆を執ることにしました。そもそもどうしてかというと、普段私が妹の外観を文字で伝えるときに「ちょい…

リモコン

皆様の家にはテレビがあるだろうか。一人暮らしだとなかったりするのが昨今の事情っぽいし、私の家にもテレビはなく、もっぱら会社で見るのことのほうが多い。とはいえ実家にはある、という方が多いだろう。さて、そんなテレビと切っても切り離せないのがリ…

ブルータス

ブルータス、お前もか、というセリフは世界史的には有名であろう。裏切られた哀れな人間の捨て台詞(ただし手遅れ)である。なあに、人間恨まれたりしたことは覚えちゃいないのだから「あの日のあれ」が原因で刺されたり裏切られたりする可能性を忘れてはい…

誠実さリスク

皆様は"誠実"と言われてどういうイメージを抱くだろうか。何事にも実直、逃げず、諦めず、けれどもズルもごまかしもせず、ただひたすら人畜無害に生きている架空の青年を思い浮かべることだろう。まるで私とは正反対ではないか。常に俗物のごとく女の体をま…

すごいつりざお

ポケモンをゲットする手段の一つとして存在するのが「つりざお」である。今日はそんな釣りのお話。ポケモンでは「ボロのつりざお」「いいつりざお」「すごいつりざお」をそれぞれ別の釣り場に住んでいるつりオヤジの兄弟から頂戴するという手段が取られてい…

ご安全に

労働災害、それは労働中に起こる災害のことであって、けして起こってはいけないことであるから、世の会社というものは労働災害が怒らぬように日々対策を打ち努力しているのである。とはいえ、最終的には個々人の安全意識に委ねられる部分も大きく、極論を言…