新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

サラリーマンはなかまを呼んだ

 人間は仲間を増やしたがる傾向にあるから既婚者が非童貞とか既婚者を増やしたがるのは自然の摂理であり、また、仲間が少ないところからはどんどん人材が流失する。これは化学の世界でも同様であり、マルコフニコフ則・ザイチェフ則として知られている。

 化学の世界で1-ブテンに水を付加すると主生成物は2-ブタノールである。こいつをまた脱水してやると主生成物は2-ブテンであって1-ブテンではない。同様に童貞にマンコを与えて非童貞とし、そののち放置してセカンド童貞にしたとしてももとの童貞には戻れないのだ。高校化学の話とはいえ難しいので図解しよう。

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 お分かりいただけただろうか。大学受験でも時折このマルコフニコフ則とザイチェフ則について「多い方にくっついて少ない方から奪い去る」という資本主義も真っ青な構図について文章で回りくどく説明して知識を与えた(とみなして)このパズルを解かせることがある。では、少ない方にくっついて多い方から奪うという構図はないのかというと、それはあるので、「副生成物」ができると言う。

 

 生き物ですらない化学のミクロな世界ですら「寄らば大樹の陰」が成立するのだ(無論、冗談である。ミクロな世界はそういう妙な駆け引きはなく、電子雲が行く先を確率的に決定する)から、況や人間をや、である。増えることはない童貞となるべく苦しむ人間を増やしたい既婚者とならどっちの引力が強いか言うまでもない。しかし近年ではこの割合が3:1を超えているらしい。なんということだ。既婚者の引力が弱まっている。このまま半々を超えたら恐ろしいことだ。1億総童貞時代。マンコ余りの時代突入の危機だ。

 

 しかし安心して欲しい。世の半分は女であり、そのまた半分は顔面偏差値が50以下であるから(※この理屈はおかしい)顔面偏差値が50を超えている女のマンコは価値が高く奪い合いになり、50を下回ると簿価がマイナスになり貸借対照表が登場してキャッシュ・フローとか家庭的とか「得意料理が肉じゃが」などなど多数のオマケを付けてなんとか売り込もうと必死になるわけである。家事くらい自分でやれば良いし、肉じゃがだって自分で作ればよろしい。調味料を買い揃えてキチンと計量し、レシピ通りに作れば大きく外れた食い物が出来上がることはまれである。市場のレベルは消費者が持ち上げる。「その程度の付加価値でマンコ市場に並べられる覚悟があるか」というメッセージを掲げていかねばならない。低価値マンコ不買運動。ただただ口を開けて待ってるだけではダメなのだ。

 

 とはいえ新鮮なマンコ余ってないから俺のほうが余るんだよなわかるそれなウェイチンポソイヤ。残酷資本主義。

 

 自炊とか家事とかは努力の方向性が間違っているらしい。