UNOの話を見て。
トランプのゲーム「大貧民」というのがありますね。でも私の渡り歩いてきた土地では「大富豪」と称されることが多かったように思います。各地各地でローカルルールが細かく分かれており、クルマでほんの30分ほど離れるだけでルールが違うことすらありました。そんな大富豪のルールですが、私が理不尽だなぁと思うのが我が地元のルール。なんせ、一度負けるとハマってしまって格差が固定されてしまうのです。
某所ルール(2004年頃)
・スタートはじゃんけんで買った人から
・8切り
・同一数字カード4枚で革命(そのゲームが終わるまで)
・ジョーカーは最強でありワイルドカードとしても使用可、ただし1枚単体だとスペードの3にだけ負ける
・次のゲームでは大富豪-大貧民間で2枚、富豪-貧民間で1枚のカード交換がある
以上である。このルールでは
・都落ちがない
・11バックがない
・階段がない
・最強カードで上がっても特におとがめがない
など、高校在学中に恋愛をしておかないと処女膜をぺろぺろできずに次世代でも格差が固定される現実を彷彿とさせる仕様となっております。進学して10キロ先行って
・都落ちあり
・11バックあり
・階段あり
・最強カードで上がると負け
等、非常に救済策に満ちた希望ある暮らしぶり……ではなく希望に満ちた大富豪をプレイすることが出来て楽しかったです。てか格差が固定されてるとツマランのよ。一発逆転でぎゃふんと言わせてやらないといけねえなあってのは現実でも同じことさね。というか大富豪を引きずり落とす手段があると燃えるよねえ。ふふふ。何の利益もないのに金持ちを底辺に引きずり落としたくて仕方がない貧乏人メンタリティというのは大富豪の過激なルールで育まれるのだ。
会社の飲み会であんまり貧乏生活術を語ると上司が「ウチの給料そんなに安くないはず……」って泣き始めるから心だけでも大富豪でいような。
なにも貧富の差があるのは金銭的なものだけとは言ってないスよ。おっぱいとか。