新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

一年

 今朝もいつもどおりの平日であるから、いつもの時間に家を出て会社へ向かった。途中、田舎の、2時間に1本ぐらい汽車が来るちいさな無人駅の横を通る。すると、いつもは女子高生が2人ぐらいしか居ないのに、今日はスーツの若者、それもスーツケースやキャリーバッグを抱えたのが多数歩いて駅へ吸いこまれていく。なんだ。何が起こった。突然クルマ通勤を辞めて汽車通勤に切り替えたか。……なんてことはない。明日から入社の新卒サラリーマン達である。普段だったら家から街の大きい駅/バスターミナルまで送ってもらうであろうけれど、明日から自分の稼ぎで生きるのだからと見送りも断り、自宅最寄りの小さな駅からキハ40に乗り込むのだ。ひょっとすると単に朝は家が忙しくてクルマで送ってもらえなかっただけかもしれないが。

 

 去年の自分はというと、比較的近場の会社寮へ入るため、前日移動とはいえ、午前がほとんど終わる頃、115系電車に乗り込んで本州へと渡った。それから1年が過ぎたが、何ひとつ出来るようになったと思えないあたりが恐ろしい。1年とは何だったのか。空気か。社会人になっても女子高生は食えないぞ。

 

 さて、食えないで思い出したのでひとつ心ばかりのアドバイスを。「こいつは食えない」と思われるのも良いけれど、ぜひとも新しい環境へ移るのだったら「わたしはこう食べると美味しいですよ」というのを知らしめていこう。「食えない奴」よりたべやすいほうが好かれるのだ。「私は残業したくありません」「私は膣内射精が三度の飯より好きです」「私はツインテールが揺れる騎乗位が大好きです」などなど、「私をこうすると美味しくいただけます」という情報は積極的に公開していこう。希望する内容は公開しないと伝わらない。「中出ししたい」「種付けしたい」と簡潔に普段から意思表示をしておくと、条件に見合ったマッチングが得られることもある。トライアンドエラー、ということで、なかなかマッチングしないときには条件を高望みし過ぎている、ということも考えられる。「あしたの時給を1億円にしてください」等、常軌を逸しているとなかなかマッチングが得られない。

 

 明日はなんと入社式即日金曜日という奇跡的な曜日配列であるから、多くの新社会人が飛田新地ソープランドへ消えてゆき、童貞新社会人という一部の女性がハァハァしそうは属性持ちは貴重レアとなるだろう。どうか、各位におかれては、お手持ちの手札をよーく吟味して、切るべきところで切るカードを間違えず、各々の利益を最大化して欲しい。

 

 

 童貞なんてババ抜きのババなんだから躊躇せず早めに捨てておこうな。お兄さんとのお約束だ。

 

 ツインテール騎乗位膣内射精がナンバーワン。