新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

不携帯

 今日は一日財布を家に留守番させて出歩いておりました。幸いにして商店に立ち寄ることなく帰宅したので会計の際についうっかり、という形で商店主に迷惑をかけることがなかったのだけは不幸中の幸いです。いつ、何があるか分かりません。いつもの道に露店が出ていて、探し求めていた伝説のゲームソフトが売られている、とか。あるいは、帰宅途中の道すがら、女子高生がひと晩いくらで買ってくれないかと交渉を持ちかけてくる、とか。そこまで不健全じゃなくてもラーメン食わせて風呂にでも入れてやって客用布団でひと晩寝かせたらたいそう喜びそうな家出少年がほっつき歩いてるとかいろいろ"不測の事態"はあるでしょうに、こともあろうに成人男性 without 財布。人間の価値は持っているお金でキマらないとはいえ、これはいかようにも格好がキマらない。むしろ少々脳みそがキマっているからこそ財布を持たずに家から出るのではないか。猛省しきり。

 

 かつてどこかで見聞きした心理テストがある。設問は

「友人が困ってお金を借りにきました。いくらまでなら貸しますか」

 というものだ。それに対する答えは、

 

「貸せる金額があなたの人間の器としての価格です」

 だった気がする。おおう。マジか。今日の私はプライスレス。そもそも財布を持っちゃ居ないのだから現金が出せない。笹松ドルとか手で書いて流通させるほかない。何を本位にして通貨を制定すれば良いのか。精液か。精液本位制。そのまま精子バンクに転用できそうな貨幣が出来上がる。適当にイケメンの精子でも混ぜとけば日本円に対して割合よろしいレートで流通できそうだが、古くからの言葉に「悪貨は良貨を駆逐する」ともあるから、ぶさいくの精子などはなから混ぜないほうがよろしい。分かりきったことだった。これから多くの人民をカモって巨万の富を得ようとするなら歴史から学べることは繰り返している暇などなかった。そうだ、それでいい。イケメンの精液に値段をつけて流通させよう。シコらないイケメンは生理周期ずらしておまんこを確保できるイケメンだけなのだからこっちに分があるぞ。どうせ捨てる精液を買い取って冷凍してバラ売り。ナッハハハ。ボロ儲けだ。

 

 ところがどっこいイケメンの精液を独占したい人々ってのは生理中でもねっとりフェラチオでぜんぶ吸い上げて転売を許さないぐらい独占欲強そうだし手を出したら刺されそうなのでこのブログに書いてあることを真に受けて刺されても知りませんよ私は。ノークレームでよろしくお願いしたい。

 

 不妊治療で種なし野郎が父親から精液もらって嫁はんに植える記事とか見るととっても高度なNTRだと思っちゃうけど、いつまでもキンタマが健全とも限らないし、何事も健全なうちにやっておくのが良いと思いますので、どうか、皆様、お排卵日。

 

 やっぱり膣内射精がナンバーワン。