パソコン遍歴
Deskmini A300をポチってしまったので自分用のWindows機の遍歴を語っておく。
確か中2だったと思う。買ってもらうまでに死ぬほど紆余曲折があった(成績1桁を維持することなど一家引っ掻き回す大喧嘩をした記憶があるような……)がそれは本筋ではないから置いておくことにして、家族共用機がVAIOでCeleron1.6GHzか何かでメモリが256MBでとにかくうんこだったので如何にしてPentiumが良いか如何にして512MBのメモリが必要かということをパワレポと日経WinPCを積み上げて説得した気がした。
結局資金提供はオヤジだったように記憶している。この父親は要所要所で貯めておいた自分のこづかいを放出させられていて大変だがいいオヤジで、家を新築した時の家電、ドラム式洗濯乾燥機とか冷蔵庫とか一式もオヤジ持ちだったように思う。つまるところそれなりに悲惨ではない金額が自由になるこづかいをもらっていて、他所に女を作るでもなく土日はペットボトル焼酎を緑茶で割りながらチビチビやってるいい父親なのであった。
64bit対応のCPUとはいえOSは32ビット版のまま生涯を終えた。将来の拡張性というのはなかなか有効に活用されないのだなと思う。
その他同時期に父からの払い下げやら中古やらで雑多に何台も24時間動いており、今思えばよく流体軸受じゃないうるせえHDDがギュンギュン回る中で眠れたなという気がする……。ポンコツの再セットアップはこのあたりと戯れながら覚えた。
・大学に入ってとりあえずノート 一番安いやつ
2011年の春に大学に入り、実家から上記のマシンを移設するのも大変だからととりあえずWindowsが入っていて4万円ぐらいのノートパソコンを買った。大学生協ノートパソコンに中指を立てるような感じだが、レポート書くぐらいなら十分な働きだった。
途中でCFD販売の箱に入った東芝製チップ採用という触れ込みのSSDに換装し、それなりに使えるようになってしばらくはサブノートとして現存していた。
キーボードにPageUp/Downのキーがないなどノートパソコンとしての完成度はイマイチだった……。
あとWindows7のくせにしょっちゅうブルースクリーンになるからmemtest走らせたらエラー吐いたのでドスパラに持ち込んでメモリを交換してもらった。Wndowsのせいだと思ってツイッタで愚痴ってたら「WindowsXPよりよっぽど安定してますよ?」と言われてハードウェアを疑うに至った。ビンゴだった……。
・録画専用機がメインマシンにまでなる 鼻毛鯖
NTT-Xストアというインターネットバッタ屋(ひどい言い方:いいお店ですよ)で一時期鼻毛カッターとセットで売られていたNECのExpress5800というサーバがある。サーバではあるが普通のWindowsが走るのでパソコンとして使っている(いた)人も多いと思う。
とりあえず本体を買って中身はアキバで買ったパーツにちょいちょい置き換えて、PT3を挿して録画機として使った。深夜アニメを録画し、録画完了後にバッチ処理でエンコードが走って朝までにスマホ向けのmp4が出来上がるシステムを組んだが東京MXの本編とCMのつなぎ目でバッチ処理がコケる事態が頻発し、最速放送を捨てて他局(チバテレとかね)の放送を録画するなど運用でカバーしていた。
のちに岡山県北に引っ越し、アニメの放送がないのと、資金難からカードリーダとPT3一式をヤフオクで手放す等、録画機から録画機能が失われた。代わりにdアニメストアとアマゾンプライムに加入した。そっちのほうがCM入らないし3億倍ラクだ……。運用途中でノートパソコンよりこっちの稼働率のほうが高いやんけと上記のノートからSSDをかっぱらってきたり、デュアルディスプレイでアナログ接続すると画面が揺らぐ(サーバだからね:画面出力は貧弱だよな)のでやっすいグラボ(HDMIとかDVIの端子が増えればなんでもよかった)を挿すなどして長く使っていたが、石川に転居してすぐ、グラボ買って間もない頃に件のSSDが沈黙し、部品交換で延命するか、他のパーツが死ぬ可能性も考えてシステムをリプレースするか2日ぐらい悩んでNUCをポチった。
・結局端子が全部埋まるまで酷使したNUC
導入に関する話は次の記事あたりを読んでいただくとして
導入まではスルスルっとうまく行ったので運用の話。当時は同人誌も作っておらず、ブラウジングとiTunesとTwitterのクライアントがヌルヌル動けばええわいと思っていたが、その後数年で同人誌出すわ絵は描くようになるわ艦これは二期になって重たくなるわと、別段「重い」「遅い」と思う場面は少ないもののCPUファンがブンブン回って無茶してます感がヒシヒシと出てきた。
背面端子もmini Displayportが余った状態で長らく使っていたが、液タブを購入し無事2画面になってしまい空き端子はなにもない満席御礼。
で、だ。世間知らずというか先見の明がないというか単にケチだったというか、当時はとりあえずメモリを8GB*2(8,000円相当)挿しておいて、安くなったら16GB*2にしようと思っていた。何の疑いもなくメモリ価格は下がるものだと思っていたが、読者諸賢はご存知の通り8,000円相当のメモリは最大で25,000円程度まで高騰した。「メモリ価格 推移」あたりで調べてみて欲しい。買った当時が底値だったのだ。というか16GB*2に換装する頃に価格が下がってるって幾らになってる予想だったのだ? と当時のおれをちょっとばかり問い詰めてみたいが真相は霧の中だ。
それでもってあれよあれよと増設されぬまま、事情が変わり割とCPUパワーも欲しくなってきたため、やはりシステム一式のお取替えということになる。
2.5インチベイにHDDを積んだらWindowsやUEFIでどう設定してもアクセスがないときに電源が切れて、スケベjpgを一枚保存するたびにウィィイィンとHDDがスピンアップするまでフリーズする仕様には耐えられず、ColorfulとかいうやっすいSSDを買ったらその後リマークチップ搭載疑惑が浮上し、とりあえず殻を割ってみたりしたのもこのマシンだ。
Colorful SL500 640GBを殻割りしたけどこのチップの素性が分かるほどの知識はない…… pic.twitter.com/4fwK2FznFk
— 笹松しいたけ🌉神戸かわさき住吉川17 (@s_sasamatsu) June 3, 2018
結局のところ、今日まで死んだりデータが消えたり化けたりしていないし、代理店の保証も(分解していない人は)生きてるっぽいのでリマークチップだろうが純正品だろうが大量突然死したりしない限り大きな問題にはならないっぽい。保証ったってあくまで交換してくれるだけで内部のデータはしっかりバックアップしておいてねっていうアレだし。それでもHDDのスピンアップを待つより30000倍快適になったのは確かだ。
なんだかんだ、Windowsのない生活というのが考えられない程度に使っちゃいるが、生まれるのが10年遅ければiPhoneだけ持って生活するようなスタイルになったのだろうかと思いつつ、歴史にも人生にもifはねえんだよなと実感しながら新しいマシンを使っていきたい。
それはそうと新しいマシンでもスケベコンテンツの表示時間が一番長くなりそうなのでゲイツほんまごめん……