新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

きつく締めないと水が止まらない蛇口を修理する

 築30年のボロアパートとなるとあちこちの設備にガタが来ています。キッチンはさすがにどこかで置き換えたようですが、ユニットバスは結構な年代物です。

 成人男性が割と頑張って締めないと、ポタ……ポタ……と水が垂れてくる蛇口は、おそらく水道の「コマ」がすり減っているのでしょう。ということで交換します。

 まず、コマのサイズを調べるために、メーターボックスの元栓を閉鎖してから(重要)蛇口をバラします。

 この手のDIYにお約束ですが、真似する場合は自己責任でよろしくお願いします。上水道には圧力がかかっており、失敗して水道が止まらなくなると大変危険です。

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 ハンドルの形状によりますが、この場合、天面にあるフタを細いヘラなどで剥がすとプラスネジが現れます。

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 このネジを緩め……

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 ああああああ(ブチブチブチ)!!!!!

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 というわけで干渉しない低背のドライバーを用意して緩めます。

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 ハンドルを外すと……なんか割れてますね……

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 仕方がないのでハンドルも取り替えることにします。

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 モンキーレンチを使うときはガタツキのないようにきちんと締めることが大事です。ネジの角はすぐに、滑るようにナメてしまいます。

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 取り出した「コマ」と同じサイズの新品の「コマ」を用意します。13というサイズ(直径15ミリ)でした。こうして並べるとかなり劣化して、肝心のゴム部分が小さくなっているのが分かります。

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 新しいハンドルも用意します。

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 元通りに組み付けて、元栓を開いて、水漏れのないことを確認します。

 

 完全に締まらなくなったり、ハンドルの部品が粉砕されて開けしめできなくなる前に予防保全ができました。

 成人男性が「思い切り」締めないと水がポタポタ垂れてくる蛇口、お近くにありませんか?