(Dropboxもいいけど)pCloudを使いませんか?
クラウドストレージサービス、便利ですよね?
特に個人的にはDropboxの操作感が非常に気に入ってはいるのですが、容量拡張が有料でサブスクなのがちょっと……と思うところがありますよね、かくいう私もそのひとりで、Dropboxは無料ユーザーです。
では、Dropboxライクで、買い切りで、クラウドストレージで、それなりの操作感のものは……といろいろ考えていくと、OneDriveとかAWSのS3とか色々出てきますね、ここで個人的に(2年ぐらい人柱をしたので)オススメするのがpCloudです。
日本語に対応していないですが代理店のノイテックスさんが公式に日本語のページを用意する運びとなったようで(!)ひとまずWEBページとスマホ版は日本語化されました(2022.04追記)、2TB買い切り(一生のライセンス)が350USドル(2022年4月現在)、販売とサポートをしている日本の代理店も現れましたので、不安な方はそちらを使われるとよいでしょう。円建て決済で42,350円(2022年4月現在)です。
この代理店のブログ記事(?)はこちら。
私はここの代理店からお金をもらってないです(し、なんなら直でドル建てで買ってるからこの代理店さん使ってない……)が、国内でサポートを受けられるということでありがたい限り。
基本的な能書きとかは上記記事を読んで頂くとして、やはりこうクセの強い部分がありますので、そこのメモ書きを少しだけ。
Windows版の設定の話です。
まず、Dropboxって標準設定で使っている限りでは、Windows上であたかもローカルのドライブ上にあるフォルダのようにふるまってくれますよね(……よね?)。
pCloudでは、標準でドライブレターがPのディスクドライブとして認識されます。では、これがDropboxにおけるフォルダのように振る舞ってくれるかと言うと、そうではない。重たいんです。とにかくもっさり、毎回スイスかどこかのデータサーバから海外のインターネットを通ってもっさりもっさりダウンロード/アップロードしているような挙動をします。
どれくらいもっさりかと言うと、同人誌の表紙イラストPSDをPhotoshopで開こうとすると2分ぐらい固まります。アホか。
Dropboxみたいに、全ファイルをローカルで常に同期しておいて、ちびちび差分更新してくれないかなあ……という設定のしかたを解説します。
1.同期場所のフォルダを作る
標準通りインスコすると、ドライブレターPのドライブが生えますが、使いません。
CでもDでもEでもいいですが、pCloudとまるごと同期させるためのフォルダを用意します。
私は F:\pCloud_Sync としました。
2.同期場所のフォルダを「Sync」にて設定する
タスクトレイの右端の領域(?)にpCloudのアイコンが居ると思うので、そこからメイン画面を開いてやり、右から3つ目の「Sync」を選んでやります。
私は先程、ローカル側に F:\pCloud_Sync というフォルダを用意しましたので、次のように設定しました。なお、pCloudのドライブルートは指定できないようです。
3.同期されたファイルがDropboxライクに溜まっていく
ブラボー、完成です。これで物理的にローカルなストレージ上にファイルがモリモリ溜まっていきます。ここからカチカチっとファイルを編集して上書きしてやるとクラウド側にも反映されます。もちろんスマホから呼んでも更新されているはず。
これでWindowsもスマホも台数制限なく使いやすいクラウドストレージとしてpCloudがモリモリ使えるはずです……! たぶん!
Dropboxのサブスクなんか屁でもないわいというブイブイ言わせてる人はそれでいいと思うのですが、一生買い切り型のクラウドストレージサービスとしてのpCloudを使ってみては如何でしょうか。
無料でも登録するだけで確か10GBもらえるはずですので、上記のように設定して、操作感を確かめてからでも良いと思います……!
※pCloudならびにノイテックス有限会社から何かしら対価をもらったわけではありません。
※一生買い切り型とはいえpCloudがサービス終了したらおしまいです。ちょっと泣くと思う。
※今は500GBと2TBのプランしかないけど、どうせみんな扱うデータがリッチになっていくので大容量のプランとかほしいですよね。→350ドルで生涯更に2TB追加のオプションが登場しました