新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

松茸

 松茸くん。今日のお題です。松竹くん、って居ましたよね。ミルモでポン!のキャラクター。メインヒロインのことが好きで金持ちでルックスも悪くないのに上位互換のイケメンにおいしいところを持っていかれるキャラだった気がします。まけるな松竹くん。

 

 さて、今日のお題は松茸ということで、松茸にまつわるお話をせねばなるまいと思います。食材としての松茸は、実は私の好物のひとつです。かつて祖母が健在だった頃はよく松茸の佃煮と松茸ご飯を作ってくれました。香りもへったくれもなくて単に食感が好みだったからだけなのでエリンギでも食ってろと言われてしまいそう。しかしながら、祖母がなくなり、別の人に佃煮を作ってもらうとまるで味が違うんですよね。こう、祖母の作る佃煮は「くらえこれでもか」といったぐらい醤油が強く、高度経済成長というか、肉体労働というか、汗だくになったあとに美味しいやつでした。しかして今日の減塩健康の流れに沿ったあまり保存の効かない薄味の佃煮だと醤油パンチが足りないような味に仕上がってしまうのは否めません。日本人は塩分を取りすぎるというのが通説ですが、摂った塩分を汗で流してしまうぐらいの運動が足りていない、ひいては運動する時間が取れない生き方のほうに問題があるように思います。

 

 松茸というとカサの開いていないものがお上品とされるイメージがありますが、そのビジュアルはさながら男性のシンボルに通じるところがあります。が。しかし。丸焼きでも無い限りは調理過程で刃物を入れて食べやすいサイズ(意味深)にしたり、丸焼きにしても薄く割いたり(意味深)するのが生々しいので、調理中はあまりそのようなことを口にしないほうが良いでしょう。どうでもいいですが私は血の流れとか血管の話が大の苦手でして、怪我して血が滲んでくるのはいいのですが、血管が破れて、まるで水道管が破裂してそこから毒が入ってくるような、血管がちぎれてうまくつながらないような……←という文章を書くだけで過呼吸気味になってきたのでこの話はやめておきます。高速道路のSA/PAのトイレに貼ってある事故車写真(血まみれ)とか見ると過呼吸になるお友達とは仲良くなれそうな気がします。

 

 股間の松茸をおいしそうにしゃぶってほしいなあ。