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新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

ホテル考

 いすみ鉄道というローカル線が千葉の奥のほうを走っている。もともとは旧国鉄木原線と言い、赤字なので国鉄/JRの経営ではやっていけないと、廃止されてしまうところを沿線自治体がお金を出し合って会社を作った。それがいすみ鉄道だ。いわゆる第三セクターという形であり、当初はうまくいくと思われていた。ところがぎっちょん、もともと国有鉄道だったけど儲かる儲からないのレベルじゃなく赤字だったからそうなってしまったわけで、再び廃止の危機が訪れる。そこへ現れた公募社長の鳥塚氏が、いすみ鉄道沿線の観光資源やら漁港で水揚げされるイセエビやらをうまいこと使ってなんとか今日も大多喜町には鉄道が走っている。無論、大多喜から東京へ出るには500円の路線バスで茂原へ出てしまうのが安くて速い。しかし、それでも「どういうわけだか」今日も列車が走っているのだから経営センスはあるのだろうと思う。言うことが鉄道出身ではない*1感じがして賛否両論となることもあるが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと言わずに、坊主憎いんだけど時々発言に同意してしまう……くやしい……ビックンビクン……ぐらいで生きたほうがラクじゃありませんか。

 

 そんな鳥塚氏も私と同じくブログを書かれている。

東横インが1泊1万円になる日。 | いすみ鉄道 社長ブログ

二重価格、三重価格 | いすみ鉄道 社長ブログ

 たとえばこの記事。ホテルに限らず色んな物に二重三重の価格がついていますよ、という内容であり、示唆に富む。昨今では東京もホテルが非常に取りづらく、アパホテルですらシングル2万とかする。需要と供給の曲線を思い出すと需要がヤバイのだろうなぁと思うけれども、それでもいやいやシングル2万だったら他所まで電車乗ってもまだそっちのほうが安いわい。

toudo-kougen.hatenablog.com

 

 っていう話をしようと思ったのは凍土氏のブログのせいなのだ。ヒルトンといえばこち亀両さんが海外出張のおみやげとして部屋のスリッパをパクったことで有名だからな。

 

 東横インは比較的価格が安定しているが、東横インじゃないビジネスホテルってもう笑えるような料金設定をしてくるよね。先述のアパホテルとか。大浴場がついているからと言われても東横イン1割増ぐらいが正当、と思う私のような貧乏人は、夏休みの、それも更に火曜水曜木曜あたりのアパホテルにしか泊まれない。

 

 今では暴力団との蜜月関係からか表から姿を消した島田紳助氏は「一休.comでしかホテル取らへん!」と、とある番組で言っていたが、実際のところ一休.comてのはもともと高いホテルがちょっと割引になっているだけで、我々庶民には関係のない話であった。残念。庶民を相手にしようとしているのにうっかり庶民的でないものを出してしまうと人気が薄れる。その点私は生まれから育ちまで庶 the 民であるから家の車も天下のトヨタダイハツであるし、エアコンがビルトインされている知り合いの邸宅に遊びに行くと「なんだこの金持ち」と思うし、油断すると毎月赤字でパパ金融に電話をかけることとなる。

 

 

 スケールメリットという言葉がある。でかい部屋を借りて雑魚寝すると安いよという意味である(ちがう)。大学のサークルで代表なんかをやっていた時は民宿を使ったりもした。一泊2,600円大浴場付き。たとえその泊地で焼肉屋に入り、ビールをじゃぶじゃぶやっていたら酔った後輩が男同士でキスしていたりしても涼しい顔をして布団に入れるすてきな民宿。わたしは何もみていない。戦艦榛名のおしっこを直飲みしたいと叫んでいたらしいが、記憶にないから大丈夫。顔面騎乗最高とも言っていたそうだが、昨日の私は今日の私ではないから大丈夫。

 

 エアコンって電器屋の新装開店に1人一台までのやつに並んで買って、設置業者がちゃあんと真空引きしてくれるかどうかまで見届けるのが当たり前だと思っていたやい。これだから庶民暮らしというのは難儀である。自分でゼニを出して買った品物の取り付けが真空引きをサボって欠陥品になられてはこまるという意識から設置業者の仕事を監視しているのであるが、まあ向こうさんも仕事しづらそうになさる。そりゃあそうだ。自分だって手元を見つめられながら仕事をしたくはない。わかる。でもこちらはR410a冷媒が待機中に放出されて温暖化にターボがかかるのを看過できない善良な市民だ。まっとうな行いである。どうでも良いけどエアコンってあれ100ボルトの配線をしなくちゃいけなくて電気工事士が要るんよね。あとパイプのフレアを作るのが一般家庭にある工具じゃ無 the 理だから自分で設置しようとすんなよ。

 

 やっぱり顔騎、100人乗っても大丈夫。

*1:航空会社の出身だそうな