新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

チェ・ゲバラ

 今日のお題はチェ・ゲバラということでした。革命家というとあまりピンとこないのですが、至道流星羽月莉音の帝国」の羽月莉音あたりが自らを革命部と称した団体を興し、どうみてもユニ○ロな会社の社長を家来にしてみたり、日本振○銀行みたいな銀行を買収してみたり、と、少数精鋭によるゲリラ的戦法にも関わらず、経済小説のような趣がありますので、どうも泥まみれになって……といった、「ゲリラ戦」のイメージが薄いような気もします。播磨屋本店の主張によく登場するタイプの米国英国巨大財閥も登場します。ぜひ一度目を通しては如何でしょうか。

 

 ゲリラに限らず指導者というのはカリスマが求められます。そしてカリスマには何がついてくるでしょうか。地位でしょうか。名誉でしょうか。いいえ違います。当然地位も名誉もがっぽがっぽ入ってくるのですが、女に困らないのです。チェ・ゲバラも途中で奥さんをお取替えする程度には不自由していなかったようです。そう、考えても見てください。周りの結婚している男どもをよく観察するのです。よく(無根拠に)言われることに、オタクは結婚できない、という説があります。しかしながら例外のない規則はありませんので、結婚している野郎どもをよく見渡しますと、高確率で同人サークルを主宰していたり、あるいはオフ会を主催していたり、プログラムの勉強会を束ねていたりと、人を集めることに長けて居るのです。そして、人を集めるだけではなく、何かしらを産み出す才能も持ち合わせていることが多いのです。そう、ただ大手出版社が供給する萌えコンテンツを消費するだけの消費豚とは全く別の人種なのです。お分かりですか倫理くん、プロデューサーを名乗るならお金ぐらい集めてきなさい。

 

 現代日本とかいう高度なゲリラ戦疲れたおっぱい吸いたい。

からっぽのお題箱

 本日のお題箱は「からっぽのお題箱」というお題が入っていた。挑戦的だ。NULLではなく0、そんな感じの趣あるお題だと感じる。からっぽ。エンプティ。エンプティエンプティ。まずカラの子宮を用意します。ちくしょう、だいなしにしやがった。このからっぽの子宮はお前の人生そのものだ。誰もお前を愛さない。なるほど、誰もお前を愛さないというのは自分の精液で満タンにできる子宮を用意できず、子宮を満タンにする前に相手のココロを満タンにしなければいけないという大変高度なメッセージが込められていたのかと感心してしまう。ココロも満タンに、石油販売会社は大切なことを教えてくれる。ガソリンの余裕は心の余裕。常に満タン給油で燃費にカリカリせず、いい女を乗せてどこまでも。ココロが満タンになったらガソリンが空っぽでも子宮を満タンに。こうして世界は平和になった。……誰もが、そう、思った。あの日、あの時までは。「中に誰もいませんよ」、そう、精液で満タンにした安産体型の危険日赤ちゃん部屋は実は着床していなかったのだ。畜生、着床していれば中に誰か居ないかどうか無理やり確かめた側が良心の呵責で苛まれていたのに、中に誰も居なかったばかりに勝利宣言だ。

 

 からっぽ、という言葉はどこかマイナスイメージがつきまとう。「中身がからっぽ」「人生経験がからっぽ」「あの人はからっぽだから」などなど、まるでスカスカで中身が詰まっていないとダメみたいな風潮すらある。しかしだ。真ん中がからっぽの軸を活用することで時の国有鉄道は中空軸平行カルダン駆動を導入し、モハ90形を世に送り出し、中央線電車の新性能化を果たした。ときにはからっぽも必要なのだ。その後、時代が下り、誘導電動機の採用でモーターが小型化され、別に継ぎ手を付けられる余裕ができたことで、中空軸平行カルダンというサーカスじみたシステムは次第に姿を消しつつあるのもまた事実。

 

 からっぽの子宮を自分の精液で満タン給油して安産運転で未来へ行きましょう。

お葬式

 葬式。今日のお題である。いろいろな文脈で、葬式というのは生きて残された人間が気持ちに区切りをつけるためのものであって本人のためにするのではない、と語られることが多いが実のところその通りだろう。なにせ、葬式というのは主に宗教に依って行われる事が多い。最近では無宗教のお葬式もあるそうだが、お経が流れてないと「なんか違う」と思ってしまう辺りが仏教の染み付き具合を感じさせる。

 

 いままで大規模災害等でいっぺんに葬式をあげたことはないが、それでも数回は葬式・通夜に出ることはあった。どういうわけだか数珠も持っている。というわけで何度か焼香をしたことがあるが、何ぶん不慣れなことなので慌てて失敗をすることもある。地元で友人のお祖父様が亡くなった時の話だ。小さい頃から友人である孫と一緒によく可愛がってくれたお祖父様なので焼香に、と伺ったら、なにを慌てたのかこれからつまむお香ではなく燃え盛る香炉の赤熱した炭を掴んでしまった。ところが人間、熱いと覚悟していないのでおもくそギュっとつまんでしまっても熱が伝わるまでしばらくかかる。0.02秒くらいだろうか、熱が脳みそに伝わってまず「?」となる「熱い?なんで?」から次の瞬間、反射で手が離れる。「ぎゃっちちい」と叫びそうになるのを必死で抑え、よくよく目を開いて見るとどうやら燃えてるほうをひっ掴んでしまったらしい。これには当然理由があって、一旦お通夜が落ち着いたところにおじゃましたため、お香がほとんど燃えてしまい、煙がなく、炭が静かに燃えているだけであった。さすがに勢い良く煙が立っていればよほどの間抜けでも燃えてる方に手をのばすことは無いはずだ。きっとデザインが悪いので焼香の場には近々テプラによって「あつい!」とか「新品のお香はこちらです」「←つまんで落とす」とか貼られる頃合いであろう。人々の営みは生き物であるから、そのような運用上のカバーから将来的には香炉に「あつい 注意 あつい 高温 やけどにちゅうい」と陶器の彫りで入れられる日がくるような気がしている。

 

 喪服萌えというか、人が死んで寂しくなっちゃって、そこからセックスしてしまうという話もよく聞く。エロゲにもある。吹奏楽部の部長が電車に轢かれてその告別式の後でヒロインと結ばれちゃうカナリアっていうフロントウイングが出してたゲームのお話です。葬式が出てくるのに未亡人がヒロインじゃないってのがまた。

 

 皆様も、焼香される際は、どうか、燃えてるほうに手を突っ込まないように気をつけてくださいね、熱いですよ。

ぼくとロンドンブーツ1号2号

 今日のお題はなかなか難題である。テレビ観いへんようになって長いからロンブーってどんなんやったかなあと公式サイトを覗く。

search.yoshimoto.co.jp

 

 ベネッセの通信教育の冊子(ガバガバ記憶)には、学校で出し物を命じられた際に漫才をやれという例で「ロンドンスリッパ3号4号」というコンビが登場したが、なんで続き番号を振ってあるのかなかなかに面白い案件だと思う。名前は違うが号数は続き、みたいな振り方をしなくても良いではないか。国鉄/JRの特急列車のように、「特急ロンドンブーツ号」と「特急ロンドンスリッパ号」は目指す地点が稚内と釧路ぐらい違うのだから、ロンドンスリッパも1号と2号で良いはずなのだ。ところがこの説には異論が存在する。そう、同じ学校の、別の児童の出し物として「ロンドンスリッパ1号2号」が既に存在するという可能性を滲ませている。恐るべし進研ゼミ小学講座。きっとロンドンスリッパ1号2号は1科生のエリートで最高にいけ好かないし面白くない漫才をするのだろう。そこで2科の雑草コンビがロンドンスリッパ3号4号で大変笑いのツボを押さえて全校児童の腹筋を根こそぎ持っていくのであろう。決め台詞は「漫才がウケたって学校では評価されへんからなあ」であろう。きっとそうだ。そうであってくれ。

 

 というわけで、まるでロンドンブーツ1号2号に触れずに終了と相成りました。ごめんね吉本興業さん。悪気はないんだけどオチがつかへんかった。

 

 来世が女子トイレのスリッパ……スリッパつかうような床の汚いトイレもどんどん絶滅して乾式のトイレになっていくんやろなあ……。

よく行くチェーン店

 今日のお題は「よく行くチェーン店」ということで罠認定だ。私は諸般の事情で居場所を明らかにしていない。ここで素直に行く店を明かせばその時点でいくらか住んでいる地域が絞れよう。あのアニメイトですらようやく47都道府県を制覇したところだ。最後になったのは島根県で、松江のイオンモールに入居したのだったか。それは良いとして、罠というわけで今日は強制的に罠のお話をさせてもらおう。

 

 罠は日常色んな所に潜んでいる。たとえば求人票。学部新卒22万円、ほうほうなるほどとよく見ると下の方に「東京地区・独立者の場合」と書いてある。従って、寮に入ったりしていると社宅負担を取られるばかりか独立手当がなくなり、東京地区の本社ではなく地方の工場に勤務すると都市手当がゼロになって実際にもらえるのは18万円だったりしてしまうのだ。なんということだ。This is not good for the market.

 

 あとはよく聞く話だと安全日詐欺という罠がある。いわゆる出来ちゃった結婚狙いか、はたまた天然か、あるいは油断か、どういうわけだかピルを飲んでいるわけでもなく基礎体温をつけているわけでもないのに生パコOKで巧みに妊娠を狙うというヤクザ漫画に出てきそうな罠だ。浮気相手とセックスして、2-3日自宅に戻るときに言われるセリフが「お願いがあるの、奥さんとセックスしないで」だったりするアレだ。そして自宅に帰ると奥さんがやけに乗り気で押し切られて膣内射精。数ヶ月後に奥さんが妊娠して浮気相手とマズいことになったりする。さあ何がマズいんだろうね、墓場で悔いればいいと思うがまあ知ったこっちゃあない。現実問題、今はDNA鑑定もできてしまうわけだから「できちゃった♡」という言葉の裏には「DNA鑑定してでもてめえの種だから養っていただこうか」というロシア外交みたいな思念が出口を探してぐるぐるしているわけで、読者諸賢は安直な生セックスのお誘いに対し常に最悪(最高?)のシナリオを描いて、ベッド上の危機管理を忘れることなく生きて帰ってきて欲しい。

 

 40オーバーのオバハンに生逆レイプ仕掛けられたら染色体異常の恐怖で脳みそが沸騰しそう。

近世以降の性と近代の性について、最も大きく異なると思われる点をあげ、その理由と発生要因について自分なりに考察せよ。

 ↑という大変長いお題を頂戴いたしましたが、例によって私は社会学を専門にしておりませんので、女体希求学の観点から適当にお答えすることにします。

 

 そもそも近世とは、近代とはなんぞやというところからからでしょう。日本史では安土桃山時代~江戸時代を近世、それ以後、明治維新から太平洋戦争の集結までを近代とするようです。……わかんねえな。わかんねえよ。

 

 ではここにデロリアンが用意されていて私はMT車の運転ができるのでバック・トウ・ザ・江戸時代……ってのが出来ればいいんでしょうけど、そういうわけにまいりませんので足りないアタマをひねって考えることに致しましょう。「最も大きく異なる」ということなので1点に絞って考えれば良いことになります。とは言え、盆踊りで乱交してた頃は"近世"でしょうし、大正デモクラシーバツイチ上等になったころは"近代"だろうし、かと言って戦時中の華やかな行為行動が制限された頃も近代でしょうし、なんとなく民俗学的に私の事典からスポっと抜けてる明治あたりは"性"がどのようなものであったか皆目見当もつきません。

 

 ここからはたっぷりの言い訳を含んで参りますが、人間、寝て起きたら明日から突然美少女3人と同居して四六時中種付け生セックスだけをしていればよくなる、というのは起こりません。というのは極端にしても、明日から最低賃金が時給8億円になるとか、地球の自転が突然止まるとか、コンドームの製造販売が禁止になるとか、3ヶ月以上セックスしていないと有罪で、交通刑務所の亜種の子作り刑務所に入れられるとか、そういう不連続な、微分不可能な強烈な変化というのは、1日で起こらないというのが相場です。従って性に対する認識も、昨日と今日で少しずつ変わっていくのだろうということが考えられます。近世と近代の境目、大政奉還の次の日から突然江戸の街が更地になって区画整理されて人々が浅草十二階みたいな建造物に住み洋服を着るようになったとは考えられません。

 

 従って、お題にお答えするとしたら「そんな点はない、従って理由もない、トレンドはいつの世もミクロな人と人の関わり合いから変遷していく」というものになるでしょうか。納得いただける答えとは思いませんが、今日も昨日の続きであるという考え方を大切にさせて頂くとこういうことになります。

 

 でも起きたらなぜか美人に囲まれてお金の心配せずに朝から晩まで種付けファックし放題でむしろそうしないとマズいみたいな状況になっているというのは大変夢があると思いますし、40代になってから40代の嫁を貰って勃ちもしないペニスを老化が隠せない裸体とともに染色体異常が脳裏をよぎりつつ気が進まない子作りをするという消極的な未来も想像できるわけで、人生1日1日を大切に生きていかねばという思いを新たにしなかればなりませんね。

 

 こんな駄文章を読んでいる暇があったら新鮮な子宮に精液を流し込む算段をつけるとか、子宮が新鮮なうちに精液を流し込んでもらう算段をつけるとかしたほうがいいですよ、と、いまこの瞬間も失われつつある画面の前のあなたの「若さ」に対して危機感を植え付けたところで今日のところは失礼致します。

 

 どうやったら女子高生と話を合わせることができるのか、その謎を解き明かすべく我々は子宮に飛んだ。

松茸

 松茸くん。今日のお題です。松竹くん、って居ましたよね。ミルモでポン!のキャラクター。メインヒロインのことが好きで金持ちでルックスも悪くないのに上位互換のイケメンにおいしいところを持っていかれるキャラだった気がします。まけるな松竹くん。

 

 さて、今日のお題は松茸ということで、松茸にまつわるお話をせねばなるまいと思います。食材としての松茸は、実は私の好物のひとつです。かつて祖母が健在だった頃はよく松茸の佃煮と松茸ご飯を作ってくれました。香りもへったくれもなくて単に食感が好みだったからだけなのでエリンギでも食ってろと言われてしまいそう。しかしながら、祖母がなくなり、別の人に佃煮を作ってもらうとまるで味が違うんですよね。こう、祖母の作る佃煮は「くらえこれでもか」といったぐらい醤油が強く、高度経済成長というか、肉体労働というか、汗だくになったあとに美味しいやつでした。しかして今日の減塩健康の流れに沿ったあまり保存の効かない薄味の佃煮だと醤油パンチが足りないような味に仕上がってしまうのは否めません。日本人は塩分を取りすぎるというのが通説ですが、摂った塩分を汗で流してしまうぐらいの運動が足りていない、ひいては運動する時間が取れない生き方のほうに問題があるように思います。

 

 松茸というとカサの開いていないものがお上品とされるイメージがありますが、そのビジュアルはさながら男性のシンボルに通じるところがあります。が。しかし。丸焼きでも無い限りは調理過程で刃物を入れて食べやすいサイズ(意味深)にしたり、丸焼きにしても薄く割いたり(意味深)するのが生々しいので、調理中はあまりそのようなことを口にしないほうが良いでしょう。どうでもいいですが私は血の流れとか血管の話が大の苦手でして、怪我して血が滲んでくるのはいいのですが、血管が破れて、まるで水道管が破裂してそこから毒が入ってくるような、血管がちぎれてうまくつながらないような……←という文章を書くだけで過呼吸気味になってきたのでこの話はやめておきます。高速道路のSA/PAのトイレに貼ってある事故車写真(血まみれ)とか見ると過呼吸になるお友達とは仲良くなれそうな気がします。

 

 股間の松茸をおいしそうにしゃぶってほしいなあ。