新スクの淵から

笹松しいたけの思想・哲学・技術・散文。

麻疹の抗体価を調べる

 麻疹だの風疹だのの予防接種と言うと、何やらめでたい話が近づいている気すらあるが、別に結婚したり子供を作る予定があるわけではなく、単に会社から「てめーは代わり駒がいねーから麻疹で何日も休まれると困るんすよ」みたいなメールを頂戴したわけである。だったらもうちょっと給料を……。

 無料とか会社負担という文字列を見ると少々愉快になってしまう不良社員であるから近所の医院に社用携帯から電話をし、お宅様で麻疹の抗体検査やらをやっているかと聞いて、すぐにできると言うので10分後には処置室で血を抜かれるなどをした。健康診断やらインフルエンザの予防接種やらでしょっちゅう針を刺されている気がする。

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あんまりときめかない成績表

 翌週医院に言ってまず受付で「はい」と検査成績書を渡される。結果が基準値未満であることが読み取れる。マジすか。確か学ラン着て(つまり2007年前後の大流行期の対策として:自治体負担で)実家の近所でMRワクチン打った記憶はあるし、なにより母子手帳の予防接種スタンプラリーもコンプリート済みなのにこれである。油断ならんということでその場でMR混合ワクチンを予約して翌日ブスリとやられてきた。

 

 病院に3回通って会計合計14,810円、会社負担じゃなかったら痛いなあと思いながら上司に金くれの書類を作って領収書を貼って出す。

 なお、一応総務からは自治体の助成が使える人はそっち使ってねと書かれていたが、自治体の対象はおおむね麻疹ではなく「風疹」だし、結果として打たれるワクチンは麻しん風しん混合なので同じとはいえ、あいにくオッチャン世代用無料接種の年齢ではないし、風疹対策としてのワクチン接種は妊娠希望、あるいはすでに妊娠している女性の同居人のみが対象のうえ、風疹の抗体検査がセーフならば接種を受けられない。

 会社としてもあまりごちゃごちゃいう気はないようなので、うまいことタダで1万するワクチンを打てたと思えば良いらしい。

 

 麻疹に関しては抗体価が低くとも接種歴があると症状が軽い、という未確認情報も散見されるが、何れにしても、2019年にもなって、わざと感染しに行くたぐいのものではないだろう……。

 

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